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デンマークツアー8日目(最終日)

とうとう最終日。
長いようで短いツアーでした。
残念なこともあったけど総じて楽しかったです。

日本で座学をメインに学び、デンマークで実際にヴィベケの手技や実際のトレーニングの結果を目にすることでより深い学びになったと思います。
大枚はたいて来て良かったと本当に思いました。

かなり予算オーバーでしたけど・・・
実際に目にするということは本当に大切ですね。

動物病院にて

最終日、1つめは動物病院へいってきました。
専門医と看護師がペアになって患者さんのケアをしているそうです。

海外ドラマにでてきそうな小綺麗な動物病院でキャットフレンドリーの金をとっている病院だそうです。
犬と猫の待合室が別れていて診察室も猫用と犬用で別れているようでした。
各診察室には犬や猫が落ち着ける芳香をたいているそうです。

また、猫用のブランケットも専用で用意しているといっていました。

レントゲン室や手術室、研究室なども見学させていただきました。
もちろん犬舎も・・・

世界的にキャットフレンドリープログラムは存在しているけれど「ドッグフレンドリー」は存在していないのですが、
犬にも優しい診療を心がけているそうです。

パピーの頃から診察台に自分から乗れるようにトレーニングしたり時間をとったりしているそうです。
診察台が床まで下がるのも驚きでした。
不安や恐怖で部屋のすみにいるのなら対角線上の一番遠い距離をとっておやつをなげたりして自分から動けるように練習するそうです。
なので、診察時間はちょっと長めで診察料も安くはないといっていました。

動物病院もボランティアではないので人件費等を考えると丁寧にする分時間が長くなるので料金も上がってしまうということでした。
治せばよいのではなく、治療するために必要なことの一つ安心するということを丁寧にやっているということでした。

日本でもそのような動物病院は増えてきましたがまだまだですね。
上を見ればきりがありませんけど・・・近づいていきたいですね。

ショッピングモールでのトレーニング

サービスドッグによるデモを実際のショッピングモールでやっていただきました。
サービスドッグの存在はヴィベケの住むオールボーでも一般的ではなくいろんな人が物珍しく立ち止まり見ていました。
なかには、声をかけてくるかたもいるくらいです。

そんな刺激のおおいなかデモをしてくれたハンドラーさんとレオンベルガーのオリさんは素晴らしいユニットでした。
たくさんの強化子をタイミングよく出して失敗がないようにどんどんコンタクトをとっていました。

協力的なお店に入ってデモしたり・・・
お仕事中に撫でられたり抱きつかれても動じないワンコ。
それに落ち着いた態度で誉め続けるハンドラー。
誉めるハンドラーが犬を興奮させないように落ち着いた声で対応しているのも印象的でした。
さらっと流してしまったら誉めてた?と思うほどさりげない褒め方なんですよね。
そして、犬臭が全くしなかったのが驚きました。

レオンベルガーとハンドラーさんの次は、いよいよインディくんの出番です。
前日体調崩しているといっていたけど頑張ってくれました。
さすがのインディも20日間も私たちのお世話をしていたら疲れるよねって言うのがわかるくらいパフォーマンスがよくなかったです。
それが悪いのではなく、それだけコンディションが万全ではなかったということですよね。

失敗が多くなる状態であっても犬のシグナルを読んで失敗をさせないことが大切です。
しかし、失敗しても目くじらをたてずにもう一度、今度は少し簡単なものでトレーニングがよいといっていました。
その繰り返しが確固たる自信に繋がると思います。

今回の研修中に何度も聞いている言葉は、「正の強化」「楽しく」「叱らない」「犬のシグナルをみる」などでした。
日本でも聞いた言葉ばかりですけど・・・頭ではわかっていても実際に目にするとより理解が進みました。
心して取り組もうと改めておもっています。

楽しい時間はあっという間ですね。
あと数時間しかデンマークにいられないのは本当に残念です。
また、デンマークに来たいです。もう少し物価が安かったらいいんですけどね・・・

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