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お散歩は究極のエンリッチメント

昨日はとても暖かくてお散歩も気持ちよかったですね。
今日はひんやりでしたけど…
特に都会のわんこにとっては足元の底冷えも緩んで歩きやすかったのではないでしょうか。

冬場と夏場の散歩は本当に大変だと思う人も多いと思いますが、わんこにとってはお散歩って一日の中で一番楽しみなことだと思うんですよ。
最近?話題となっているかどうかわかりませんが…
動物と暮らす中でよく耳にする「エンリッチメント」が満載な身近なアクティビティがお散歩だと思います。

わんこのために特別なアクティビティを用意しなくてもいいんです。
高額なおもちゃもいらない。
ちょこっとおやつを持って行って外で食べる。
そのおやつをどうやって食べるか?それもエンリッチメントの一つになるんですよね。

私がいつも学びを得ている「犬の森」の夏目先生はお散歩の重要性や環境エンリッチメントの重要性を教えてくれます。
環境エンリッチメントは5つに分類されて「採食・空間・感覚・社会的・認知」となります。Wikipediaに詳しく書かれていますので参考にしてみてくださいね。
空間以外のエンリッチメントをすべて満たしているのがお散歩だと思うんです。

空間エンリッチメントは飼育環境についてのエンリッチメントなので散歩から帰ってきたらゆっくり休めるところがあるかなど考えたいですよね。
5つのエンリッチメントは分類としては分かれているけどそれぞれ関連しているんですよね。
例えば、ノーズワーク。
これは、わんこが嗅覚を使って目当てのにおいを探し当てる。宝探しのようなアクティビティです。
これは、感覚エンリッチメントでもあるし、認知エンリッチメントでもあるし、採食エンリッチメントでもある。
探すものをフードではなく、特定のにおいにすると飼い主に教える行動も必要となるので社会的エンリッチメントの要素もでてくる。

では、散歩ではどんな時にどんなエンリッチメントが隠れているか…
まずは、外を歩くことで感覚が刺激されますよね。
風だったり、においだったり、地面の感触だったり…
そして、知らない人から声をかけられたり、ほかの犬と挨拶したり…挨拶をしなくても空気に漂うにおいを嗅いだりすることもありますよね。
それは、社会的エンリッチメントになるのではないかな?と思います。
また、公園の芝生におやつをばらまいておやつを探して食べるのもエンリッチメントですよね。
探して食べるのだから採食でもあり、感覚でもあり…おやつをすぐには食べられないところに隠せばどのようににおいをたどり、どのようにすればおやつを食べられるかを考えることができるので認知エンリッチメントが出てくる。

意識高い系の犬飼さんたちはすぐにいろんなアクティビティを求めてしまいがちですがもっと身近にそしてお金もかけずにわんこたちのQOLを満たしてあげられるものがあるんですよね。
それは、犬を知るから見つけられることでもあるのでぜひ、犬とはどんな動物なのかを興味をもって学べばきっと犬との暮らしに彩を持たせてくれると思います。

ぜひ、頑張ってみてくださいね。

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