匂いの世界にいきる犬たち

おはようございます。
年末なのに生活スタイルが少しだけ変わってちょっと緊張ぎみです。
年末バタバタしているとワンコも落ち着かなくなります。
しっかりとワンコと向き合う時間もつくってあげてくださいね。
気分転換にお散歩に出てみてはどうでしょう。

犬が犬らしい行動をすることをちゃんと認めてあげていますか?
例えば匂いを嗅ぐ行動です。

お散歩中に犬が匂いを嗅ぐことを禁止している人を見かけます。
匂いを嗅いでいるのを見つけるとリードを引っ張ってそこから離したり、リードショックを与えたりしている人もいます。
なかには「ダメ!」「No!」といったりしている人もよく見かけます。
なぜ禁止するのかを聞いたところ、汚いからだそうです。あとは拾い食いをするから。

人間から見たら汚いのかもしれないですけど...犬から見たらどうでしょう。
犬は匂いでたくさんの情報を得ています。
人間では感じられない様々な匂いを情報として受け取っているんです。
それもすごいのは、常にすべてを受け取っているのではなく自由に情報量をフィルターできる機能があるようです。
人間もそうですけど...普段はフィルターの目は荒くスルーする情報を多くし、気になる情報やここは重点的に情報収集したいと思ったらフィルターの目を細かくしてスルーする情報を少なくするんです。
人間もそうしているんですよ。
人間の場合、フィルターの網目をより細かくするには練習が必要なときもあるようですが...

匂いの世界で生きている犬は、匂いを嗅ぐこと禁止されるのは情報を収集できないということになります。
私たちが匂っていいよと許可を出すところが必ずしもほしい情報があるとは限らないんですよね。
残念なことに人間は匂いの世界の住人ではないから。

匂いには、匂いを残した犬の情報がたくさん含まれているんですよね。
体調がいいとか、気分がいいとか、何を食べているかとか...
もちろん、体調が悪いとか気分が悪いなどの匂いもあるようです。
匂いを嗅いでいる様子をみるとそれがわかるんですよね。

嫌な匂いがあると匂った瞬間に飛び退くように離れたり...
どんな匂いがするんだろうといつも思うのですが、私には全くわからないんですよね。

犬が匂いを嗅ぐということは、私たちが新聞を読んだり、本を読んだり、テレビを見たり、ラジオを聞いたり...
人と話をして得た情報だったり...そのようなことなんです。
それを禁止するということは、情報を一切遮断する生活をするということです。
そう考えたら恐ろしくないですか?

延々に匂いかぎに付き合う必要はありませんが、匂いかぎを禁止することは動物福祉の観点で満たされていないことになります。
犬を迎えたなら、そして家族として思うなら犬が犬らしくいられることを許してあげてください。

人が人らしく暮らす権利を持つように、犬も犬らしく暮らす権利を有しています。
ただ、人間社会で暮らすには少しだけ制限をしなければならないこともある。
その制限を受け入れられるように制限をされない場所では犬が犬らしくいられる工夫をしてあげてください。

犬はいつだって私たちに寄り添って我慢していますよ。
犬だけが我慢するのではなく、お互いに歩み寄れる工夫をしていきたいですね。

今日は、ちょっと短めですけど...犬らしく過ごせるように工夫していきましょうと言う話でした。
今日も一日寒いですけど頑張っていきましょう🎵

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