見出し画像

ダウン症の弟は経済的自立ができるのか

重度の知的障がいのある方の経済的自立をどうやったらできるだろうかと考えていました。
ダウン症のある弟は生活介護という事業所に通っていて、身辺の自立から訓練をするところで過ごしているので、比較的お金を稼ぐことが難しい環境にいます。

とはいえ、「いくら稼ぎたいか?」と言っても、弟は10円玉を出したら全てのものが買えると思っているので(兄が甘やかしすぎました)、お金に関する知識はほとんどありません。

弟がいきなり毎月20万円の給与を稼ぐことは難しいけれど、人生における選択肢の中で「からあげを食べたい」という欲だけは満たしてあげたいと思い、からあげを毎月1回は食べれるくらいのお金を稼げるサポートを続けています。

具体的には、弟が描いた絵を手帳にして販売し、その利益をからあげ定食にして食べさせてあげるという取り組みをしています。
この取り組みを通称、「からあげプロジェクト」と呼んでいるのですが、今年で5年目になります。
実は、今年作成した来年度の手帳が34冊売れ残っています。
まだ手帳の購入がお済みでない方や、日記として活用いただける方などおられたらぜひ購入いただけると嬉しいです。
https://leanonme.co.jp/lp/karaageproject2020/

※追記:現在は終了しています。ご協力いただいた皆様ありがとうございました!!!

==============================================
(以下、一部引用)
今までは、私が稼いだお金で弟に「からあげ」をご馳走していました。
それは私にとっても、最高の喜びでした。

しかし、もし私が死んでしまって、弟が一人取り残されてしまったら、「からあげ」を食べることができなくなってしまうかもしれないと思ったのです。
そこで弟には、自分の力で「からあげ」を食べるお金を稼ぐ方法を身につけてもらう必要があると思いました。
そこで弟が好きで描いている絵を手帳にして販売することにしました。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?