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NFT日本人アーティストインタビュー第3弾!!《GAIRAISHUさん》

公開日:2021/10/14

NFT日本人アーティストインタビュー第3弾として、GAIRAISHUさん(@GAIRAISHU2021)をインタビューしました!

Openseaでかわいらしいイラストを出品されているGAIRAISHUさんですが、NFTを始めたきっかけや、どういう思いでイラスト制作されているか等を伺いました!

ーーNFTを始めたきっかけを教えてください

GAIRAISHUさん(以下、GAIRAISHU)

NFTというものが存在するということは半年前とかにテレビで見たりして知っていましたが、活動を始めたのは最近です。妻がインターネットのライターをやっていて、仮想通貨のことを書いていて詳しくなってきたので、妻から教わりながらNFTはそういう技術を使ったものだということを知って、ちょっとやってみようかなと思いました。


ーーNFTと関係ないところのイラスト制作は以前からされていましたか?

GAIRAISHU そうですね。趣味で絵を描いたりというのは日常的にやっていました。


ーーすると普段のお仕事はアート系でもなく、NFTのようなIT技術系でもないということでしょうか?

GAIRAISHU 全く関係ないです。建築研の研究所みたいなところで働いているんですけど、全く関わりがない分野ですね。。


ーーでしたらなおさらNFTという別の分野に入っていく時の抵抗感というのはなかったのですか?

GAIRAISHU 抵抗感はやはり無くはないです。ただ色々な作品を見たり、こういう値が付いたとかの話しを聞いていたので、ちょっと前は自分でも参入しづらかったのですが、妻が仮想通貨に詳しくなったのもあり、やれるならやってみたいなと思って始めてみました。


ーーOpenseaに出品されていますが、海外サービスを利用する際の言語の壁にも抵抗はありませんでしたか?

GAIRAISHU 言語の壁を超えやすいのが絵だったりアートだと思うので、逆に日本の方のほうがアートというものに興味がないんじゃないかなあという感じが以前から感じており、海外の方に見て頂けるならそちらの方が良いのかもしれない、というのはありました。


ーーそうしますと日本に限定せず全世界幅広くという感じで考えていますか?

GAIRAISHU そうですね。成功するとかしないとかではなくて、自分の作品を気に入る方が、この世界にいるかどうか、ちょっと反応を見てみたいというのがありました。


ーーかわいらしいキャラクターアートの作品を作成されていますが、作成時のポイントはありますか

GAIRAISHU 見ていただいたらわかると思うんですけど、特別な技術とかが必要な作品ではないので、描き始めれば数分で出来てしまうものもあるんですけど、微妙な表情とかデザインを考えてる時間の方が長いです。発想ですとか「思いつく」ということの方が難しいですね。

他のNFTをやってる方にも良くあると思うんですけど、似たようなデザインのものを作ることがことがあるじゃないですか。そういうものを作っていくことは作り始めたら10〜20分でできます。

ただ新しいデザインの元になるものを作ろうと思うと、1週間とかそれくらい時間がかかっちゃう時もありますし、こういうのが出来たらいいなと思っても形にもならずに終わるときもあります。

ツールはiPadを使用しています。iPadだと思いついたときに気軽に描けるのが良いです。昼休みに思いついたら描いてしまうとか。

GAIRAISHUさんのOpenseaコレクション


ーーマーケティングで気をつけていることはありますか

GAIRAISHU それが一番むずかしいですね。今まで挑戦したことがない分野なので一番悩んでいるところです。自分の絵だったらどういったところに需要があるのかだとか、そこから外れないようなデザインを作るとかそうったことは心がけていますが、試行錯誤している段階です。


ーーOpenseaで売り出すと、値付けが難しいとおっしゃる方もいます。

GAIRAISHU 一つも売れてなかったときは全く分からなかったんですけど、売れてみてどういう人が買っているとか、どういう動機で買っているかによってこの値段くらい出せるとか、というのが変わってくるとおもいます。

例えばソーシャルゲームの課金みたいな感じで1回現金だったものを仮想通貨に買えたものは現金を使うよりもハードルが低いんじゃないかなというふうには思ったりしています。


ーーNFTを作品が好きで買っている人がいる一方、転売で儲けていきたいという人もいる訳ですが、転売目的の購入に対してはどういった感想を持ちますか?

GAIRAISHU 全然問題ないと思います。逆にアートとしてこの作品が好きだから買ってくださる方のほうが少ないと思います。

それもそれとして理解した上でやっているつもりではありますし。

何でもそうだと思うんですけど、ピカソの作品が本当に好きだから持っているのではなくて、それを所有していることに価値があるから持っている人の方が多いと思うんです。

今それ(NFTブーム)が始まったばかりだから安く買えたりして、ゲーム感覚でやっていいと思いますね。そこに抵抗感はないですね。

作品を好きになってもらったというコメント等を見ても、そういう方はいらっしゃるみたいなんですけど、そういう方のほうがお金を出しづらいという感じがするので、投資としてやっている方のほうがお金を使ってらっしゃるのかなと思います。


ーー投資目的でNFTを流通させるとなった時にネックになってくるのが2次流通時の手数料だと思います。手数料設定はどうされていますか

GAIRAISHU 今10%にしていますが、それこそまだ売買されたことがないので、これでいいのか分かってない状態ですね。これからということです。


ーーブロックチェーン全体は今後どうなるか展望はありますか

GAIRAISHU 日本とかでは常識的になっていないものだと思いますが、著作権の問題とか解決できる技術だと思いますので、今後広がっていくとは思います。


ーー今後どのように活動していきたいですか

GAIRAISHU 本当は自分が描きたいものを描いて、それを評価してもらえるのが一番良いのですが、それを評価してもらうということに関してNFTのマーケティングの技術が必要です。

なので、現状のように活動はしていきたいと思いますが、自分としてもNFTのことを詳しくならないといけません。

いずれにせよNFTが日本に浸透して、より一般的なものとなり、もうちょっと敷居が下がってくれればいいなとは思います。


今回は、GAIRAISHUさんにお話を伺いました。同氏の作品は日常の疲れを癒してくれるようなゆるくて可愛らしいキャラクターが特徴です。

これを機にぜひOpenSeaでGAIRAISHUさんの世界観に触れてみるのはいかがでしょうか。

GAIRAISHUさんのOpenSeaコレクションを見てみる


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