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【初心者向け】NFTのコレクションとは?作り込むメリットや設定方法を紹介

NFTを出品する際に、コレクションの設定やNFTの種類を選択すると思います。

コレクションやコレクティブなどのNFT用語は初心者に馴染みが薄く、戸惑ってしまうことも多いと思います。

そこでこの記事ではコレクションとはどういった物で、どうやって設定していけば良いのかを解説していきます。

▼この記事でわかること

  • コレクションとは

  • コレクション作成時の注意点

  • コレクションの設定方法

コレクションとは

コレクションについては、マーケットプレイスを使用する際に必要な理解と技術的な理解の二方向から説明することができます。

実際にマーケットプレイスでNFTの取引をする上では、コレクションのことは単なるシリーズやブランド名という様に認識してください。

Crypto Punksというコレクションを例にして説明します。たくさんのPunks(ヤンキーのキャラクター)のNFTが集まったのが、「Crypto Punks」というNFT作品シリーズ(コレクション)だということです。

一般人がNFT取引をする上では、このようにコレクションのことを単に作品シリーズのことだと考えて基本的に問題ないです。一方で、以下ではコレクションの概念を技術的な角度から説明します(興味が無ければ読み飛ばしてもOKです)。

まず、NFTはコントラクトと呼ばれるプログラムによってブロックチェーン上に生成されます。この時に、コントラクトアドレスと呼ばれるIDのようなものによって各NFTはどのコントラクトから生成されたかが区別可能になっています。

Raribleなどのマーケットプレイスでは、このコントラクトアドレスの違いによってコレクションが分かれています。つまりある特定のコレクションに入っているNFTは全て同一のコントラクトによって生成されたNFTです。

補足:OpenSeaのコレクションについて

ただし、OpenSeaの場合は仕組みが少し異なっています。

OpenSeaのNFTは原則的に運営が用意した共用のコントラクトによって生成されています。

先程までの文脈で考えると、これだとOpenSeaではコレクションは1つしか存在できないように思えますね。

しかし、実際にはOpenSeaにアクセスするといくつものコレクションを目にしますよね。

これは、OpenSeaでのコレクションはユーザーが自由に設定可能なグループ分けのような概念だからです。

つまり、OpenSeaでのコレクションはブロックチェーン上での設定とあまり関係ない概念であると言えます。

コレクティブルとは

コレクションと混同しやすい言葉に、コレクティブルというものがあります。

コレクティブルNFTはその名の通り、収集性の高いNFT群のことを指します。切手を集めるような感覚でコレクティブルNFTには収集する楽しみがあります。

有名なコレクションはコレクティブルでもあることがほとんどです。

有名なコレクション

参考までに有名なコレクションをいくつか紹介します。

CryptoPunks

参照:https://opensea.io/collection/cryptopunks

Crypto Punksは、一人一人顔の違う1万体のパンクスキャラクターのNFTです。世界最古のNFTコレクティブルとして有名です。

CryptoPunksを持つことはある種のステータス化されておりインフルエンサーが高額で購入し、Twitterのアイコンにしている例もよくみられます。8月時点での販売額は365億円となっています。

EtherRock

EtherRockも非常に有名なコレクションです。

「この仮想の石は、売買されることと、100個のうちの1個を持っているという強いプライドを持つこと以外の用途はありません。」と公式サイトに記載されている通り、合計で100個の岩のNFTが現在mintされています。

1億5,000万円で購入されたことで話題になりました。

Bored Ape Yacht Club

参照:https://opensea.io/collection/boredapeyachtclub

Bored Ape Yacht Club は1000体のBored Apeを集めたコレクティブルです。今年の9月にはApe のNFTが約27億円で落札されました。

このNFTはYachtクラブの会員証として機能し、会員にはバーチャル上のキャンバスが与えられて自由に絵や文字を書くことができます。

OpenSeaのコレクション設定

コレクション作成画面へ

ここからは、OpenSeaでのコレクションの作成手順を解説していきます。

コレクションの作成は、OpenSeaのトップページ、もしくはNFT作成画面から可能です。

コレクション作成画面に移行したら

各種項目の設定を行う

カテゴリーについて

OpenSeaではNFTのカテゴリーとしてArtかCollectiblesを選択できます。

ロイヤリティの設定について

自分が作成したアイテムが購入されて、自分以外のユーザーから転売される際にロイヤリティーを発生させることができます。

ロイヤリティは最終的な販売価格から差し引かれ、選択した支払先に月ごとに支払われます。

NFTを作成する際にコレクションを選択する

NFTコレクションを作り込むメリット

売れやすい

一つでも同じコレクションの作品が人の目に止まれば、他の作品もみてもらうことができます。

コレクションにまとめることでファンもつきやすくなり、コレクション自体が有名になれば、そのコレクションの作品は売れやすくなります。

覚えてもらいやすい

単に動物のイラストをNFT化するのではなくその作品群に名前をつけて売り出す方が印象に残ります。

新しい作品を出すときもコレクション内の新作として捉えられるので注目されやすいです。

コレクション作成時の注意点

作風は同じでも闇雲に自分の作った作品をコレクションに加えるのはやめましょう。

人気のあるコレクションには大抵独自の世界観があります。ある程度コンセプトを決めてコレクションを作り、それに沿ったブランディングをしながらコレクションの中の作品を増やすことでコレクションとして洗練されていき、コレクションそのものの成長につながります。

まとめ

最後にこの記事の内容を簡単にまとめておきます。

▼この記事のまとめ

  • コレクションはNFTのシリーズやブランド名と同じ

  • コレクションを作成することで注目されやすくなり

  • 結果としてNFTが売れやすくなる

いかがだったでしょうか?

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