天皇賞・春 “最も勝ちに近しい馬はステイヤーではなかった”
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いつもはTwitterにてレース発走10分前までに予想を公開しておりますが、事前に狙っている馬などを今後、レース当日朝までに公開しようと考えています。
なお、レース発走10分前に当日の馬場傾向や好走血統などを加味して予想印が全く変わる可能性がございますので予めご了承下さい。
イメージとしては、
①前日予想でレース予想の大枠を組み立てる。
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②レース発走前に組み立て直した場合はツイートして最終見解といった形で出しますので宜しくお願いします。
京都11R G1天皇賞・春 芝3200m
天皇賞・春は京都芝3200mで行われる長距離G1レース。
当初はスタミナがあれば勝てる条件かと考えていたが、過去の勝ち馬を眺めていると共通点が見つかった。
13年1着フェノーメノ…天皇賞・秋(12年)2着
14年1着フェノーメノ…同上
15年1着ゴールドシップ…皐月賞(12年)1着
16年1着キタサンブラック…皐月賞(15年)3着、大阪杯(17年)1着、
天皇賞・秋(17年)1着
17年1着キタサンブラック…同上
18年1着レインボーライン…天皇賞・秋(17年)3着
19年1着フィエールマン…天皇賞・秋(20年)2着
20年1着フィエールマン…同上
23年1着ジャスティンパレス…ホープフルS(21年)2着、天皇賞・秋(23年)2着
勝ち馬は全て2000mのG1で好走している馬ということが分かる。
つまり、最も必要なのはスタミナではなく中距離戦線で好走できるようなスピードを持ち合わせていることが求められるのではないだろうか。
2,3着馬に広げてみると2400m前後の比較的長距離の重賞で好走している馬が好走しているが、勝ち馬は全て上述の通り中距離実績馬。
スタミナを持っている馬が好走できる条件であれば、ステイヤーズSやダイヤモンドSなど長い条件を得意としている馬たちの好走が目立つはずだが、
同条件を好走してきた馬たちの成績が振るわないのはG1において根本的にスピードが足りないからであろう。
さて、面白い傾向が見つかったため、今回出走する馬たちの好走歴を改めて振り返っていこう。
条件としては、芝2000mG1での好走歴があるかどうか。
該当する馬が1頭のみ。
◎⑦タスティエーラ…皐月賞(23年)2着
⑦タスティエーラは前走(大阪杯11着)の大敗で人気を落としている状況であるが、3歳時も使って良くなっていきダービーを勝ち取った馬である。
今回はモレイラ騎手鞍上、脚が溜めやすい枠並びに叩き2走目で好走条件は揃った。
そもそも大阪杯がG1になってから、前走:有馬記念→今走:大阪杯の成績(1,1,0,7/9)と好走馬はキタサンブラックとキセキのみ。
ここ数年は人気して凡走に終わるケースが高く、レース質が異なることが原因かと思う。(例.23年ジェラルディーナ6着、22年エフフォーリア9着、19年ブラストワンピース6着、18年シュヴァルグラン13着)
他の上位人気馬を見ていく。
・1番人気⑭テーオーロイヤルは3000m以上の重賞のみ好走しているようにスピード<<<スタミナといった馬。
・2番人気⑫ドゥレッツァは昨年の菊花賞勝ち馬。前走金鯱賞ではプログノーシス相手に0.8秒差をつけられ完敗であった。
ただ、プログノーシスより斤量1キロ盛られて、加えてプログノーシスは海外G1でも勝ち負けに等しい結果を残す力を持っている馬であるので、この馬もメンバー内ではスピードを持っている方か。
・3番人気サリエラはあまりレベルの高くなかったローズS(22年)2着くらいしか中距離での実績はない。
・4番人気ブローザホーンは上がり馬で安定しているが、G1勝ち負けできるかと考えるとハードルが高いか。
結論としては天皇賞・春は中距離路線で実績を残してきた馬から狙う。
あとは明日の馬場傾向を確認した上で最終結論を考えたいと思う。
担当:はまの
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