2023年 平安S 各馬考察コメント

Twitterアカウントもあります。フォロー等よろしくお願いします。


平安S(京都ダ1900m) コース解説

コース解説についてはこちらを参照。

平安S 注目血統

注目血統についてはこちらを参照。


各馬考察コメント

ここでの各馬の考察は血統を考慮せず、これまでのレース戦歴で判断しています。
これまで走ってきたレースを見返すことは少ないと思いますので、予想する材料の一つとして使っていただければ幸いです。

カテドラル

前走初ダートのマーチSは結果が奮わず。
マーチSは前残りとなったレースであり、展開は向かなかったか。
良馬場で合うとも思えないが。

カフジオクタゴン

去年のレパードS勝ち馬。レパードSは鞍上の雑な騎乗で他馬に迷惑をかけての勝利であった。
白山大賞典や佐賀記念3着などダート長距離レースでは好走歴はあるが、1800mのレースではワンパンチ足りない。
先行出来るとはいえ、上がり3Fは38.0秒しか使えないためレース展開を見極める必要がある。

グロリアムンディ

前走ダイオライト記念で重賞初制覇。
このメンツでは実績は最上位か。アンタレスSや名古屋城Sの時は先行して上がり37.0秒を繰り出すような後方勢泣かせな競馬をしている。
この2戦で後方から結果を残した馬はオメガパフューム(東京大賞典4連覇)やニューモニュメント(川崎記念3着)、プリティーチャンス(JBCレディスクラシック勝ち馬)など錚々たるメンツ。
一つ懸念があるとすればチャンピオンズカップの出遅れや、ダイオライト記念で位置を取っていない点か。

ゲンパチルシファー

去年のプロキオンステークス勝ち馬。
ここ3戦は凡走しているが、展開が合わなかったか。
中山は阪神のようなゴール前が急坂の競馬場も合わなかった可能性もある。
京都競馬場なら合いそうであるが、相手は強力。

サンライズホープ

2021年シリウスS,2022年みやこS勝ち馬。
今年に入ってから凡走続きの競馬になっているが、これは馬場がスピードよりになったことによる影響と考えられる。
同条件のアンタレスSとみやこSを比較すれば分かるが、どちらも1:51.5秒前後と走破時計が変わらない。
このため、走破時計に上限があるタイプと考えられる。
良馬場開催なら見直しできるか。

ソリストサンダー

2021年武蔵野S勝ち,2021・22年かしわ記念2着馬。
直近はG1ではあと一歩力が足りず、久々のG3出走。
メンバーレベルが落ちる今回は好走もあるか。
門司S勝ちはあるものの、初めての1900mでスタミナ不安はある。

タイセイドレフォン

前走平城京S勝ち馬。
レパードSでも2着があるように平坦なコースが合うように思える。
浦和記念は前半3Fが早く、前が厳しい展開。
名古屋城Sは前が遅くなり後方に遅れたこの馬に厳しい展開だったため、前走の快勝も分かる。
今回も厳しい展開にならなければチャンスはある。

テリオスベル

交流重賞常連。前走ダイオライト記念も2着と自力はある。
コーナー通過順位を見れば1番手通過になっているが、スタート直後は行き足が付かず鞍上が無理に促して位置を取っているレースを続けている。
地方交流重賞であれば馬群がバラけて、内枠でも前に出していくスペースがあるが中央ダート重賞ではそのスペースが出来るかは不明。
内枠なら思い切って消しても良いだろう。
時計はかかった方がよい。
加えて鞍上江田照→古川吉は馬の特性を理解出来ていない不安もある。

デルマルーヴル

2020年頃には川崎記念3着や日本テレビ盃、マーキュリーC2着と力を示していたが近走はさっぱり。
2走前の佐賀記念は2着と好走したが、前残りの展開で展開が向いた。
先行出来てかつ展開が向けば馬券内はあるか。

ノットゥルノ

2022年ジャパンダートダービー勝ち、東京大賞典2着馬。
大井での好走が目立つが、これはコーナー角が緩いためスピードに乗りながらコーナーを回れる競馬場の方が良さそう。
実績は最上位レベルなので好走してもおかしくはない。

ハイエンド

この馬が連対した条件は全て阪神2000mと長いところで好走している。
基本的にスピードが足りないため、上記の条件でのみ好走している。
京都コースの3角からの下り坂で加速することが出来ればスピードが足りないこの馬でも足り得るか。

ハギノアレグリアス

前走名古屋大賞典で初重賞制覇。東海SやみやこSで2着にあるなど実績は最上位。
中段好位グループから36秒中盤の上がりを出して勝つ競馬で、グロリアムンディ同様後方勢泣かせの競馬となっている。
近走で唯一凡走したアハルテケSも長期休養明け+昇級戦という逆風かつ出遅れる競馬から4着と条件を考えると4着でも力がなかったわけではない。
連軸安定か。

ホウオウルバン

2走前総武Sを勝ち、マーチSへ挑戦したが掲示板5頭の内差してきた馬が1頭と前残りとなってしまい、後方から進めたこの馬に展開は向かなかった。
とはいえ差して6着まで来ており、地力は見せた。
不良馬場に前半のペースが速くなったことが前に行けなかった原因か。
前半3F37秒中盤程度で流れてくれれば先行はできそう。
あとは3角からの下り坂でスピードに乗れるか。

メイショウカズサ

2021年白山大賞典、浦和記念勝ち馬。
主な主戦場は2000m以上のダートであったが、ここ一年は凡走続き。
一時から上がりが使えなくなってきており、力が衰えてきてるように思える。
メンツの揃うここでは厳しいだろう。

メイショウフンジン

年を越してからアルデバランS,仁川Sを連勝、ダイオライト記念3着と着実に力を見せてきている一頭。
OPクラスのレベルであれば、先行して押し切ることもできそうだが今回は同型が強力。
上がりも使えるタイプではないので、今回は厳しそう。

ロードヴァレンチ

前走初重賞のマーチSで逃げて4着。
とはいえマーチSは前残りの展開だったため、展開利があったレースで合った。
逃げて味が出るタイプだが、逃げ馬がそこそこいる中で逃げられなかったときはどうなるかが不安。
次走以降、先行馬が少ないときに狙いたい一頭。

ヴァンヤール

名古屋グランプリ,アンタレスS2着馬。
この馬も先行して早い上がりを使うタイプ。
近走は1800mでも好走しているが、馬場が渋って時計が出る馬場であったのをどう判断するか。
当日の馬場次第だが、良馬場では1900mが短い可能性はある。

暫定評価まとめ

◎:勝てる可能性のある馬。軸にしたい馬。
▲:嵌れば勝てる可能性のある馬。ただ馬券外も。
△:勝ち負けというより2,3着のイメージとなる馬。

◎ハギノアレグリアス
先行出来る競馬であれば安定。
◎グロリアムンディ
実績は最上位。出遅れなければ。

▲テリオスベル
逃げられれば。内で包まれてしまうと厳しい。

△タイセイドレフォン
平坦のこの条件は合いそう。

※最終見解はTwitterでレース前に出します。まだ枠順発表前・当日の馬場状況の確認前なので、印を多く打っていますが最終見解は整理できれば購入検討。出来なければ見送りになります。

文責:イカロス

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?