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感覚を思い出す→絵本「もりのなか」

こんにちは。
今日は、「感覚の養い方」について、少し言葉におとしてみようかな。
でもその前に、あなたの中に、既に素晴らしい感覚が眠っていることを伝えたい。

そう、「感覚の養い方」を伝えたいと思ったときに、きっと少しオトナになったあなたにとっては、「感覚を養う」より、「感覚を思い出す」の方が、しっくりくるかもしれない…。

そんな気がして、今日は「感覚を思い出す」ことにフォーカス。

では、どうやって感覚を思い出すか?
例があるとわかりやすいかな。
今朝のエピソードより。

 1階にいる娘に呼ばれ
「なぁに?」と聞いても、「来て」というばかり。
仕方なく、2階から降りると
「雨音が人の足音に聞こえて、怖くて呼んだの」と。
ピュアな子どもにとって、
雨音は、雨音ではない。
今日は、人の足音。

だけど、きっと、成長する中で、
「雨音が人の足音に聞こえて怖い」というと
「雨の音だよ」とか
「雨だから大丈夫」とか。
「雨音が怖いなんて、変」とか。
色々と言葉を刷り込まれて、
あなたの中の
「雨音が人の足音に聞こえて、怖い」は、
脳の深いところに、放り込まれてしまう。
そして、いつしか、「雨音は雨の音」という事実になる。

でも、あなたにも
雨音がメロディに聞こえたり、
雨の匂いがしたり
雨粒が葉に滴る風景を見て、リスさんはどこかに隠れられたかな。と心配したり…
そんな時があったと思う。

感覚を磨く以前に、
感覚を閉じないことが大事。

でも少しオトナになったあなたは、
成長の途中で、閉じてしまった感覚があると思う。
きっと、閉じないと、生きていけなかったんだと思う。
時代のスピードや人々の心の声、正しさを求められる風潮…etc

でも、もう大丈夫。
今は「感覚でわかることが大切」だということに、少しずつだけど、みんなが気づき始めたから。

だから少しずつ、
あなただけの感覚を思い出す作業をしていってほしい。

今日、紹介する「もりのなか」は、
読んだあとに、ほっとする。
あ、こんな風に空想の世界で遊んでいたなって。
そんな空気感を、フンワリと思い出せる絵本。

感覚を思い出す作業を助けてくれる絵本。
ぜひ、手にとってみてくださいね。

「もりのなか」より


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