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ミナペルホネンに学ぶ「未知への共感力」

今日はしっとりとした雨ですね。私、雨はわりと好きです。庭の紫陽花の蕾が、まだかな。まだかな。って、キラキラしてる。ふふ。

今日は、私が日々考えている「感性を育む力」について。

感性を育む力って、何だろう。私は、「未知への共感力」がその一つだと思う。では、未知への共感力とは何だろう?

【ミナペルホネンのtextile】

https://www.mina-perhonen.jp/textile/

あまりにも美しいミナの布。そして私は、皆川さんの感性に恋をしている。ミナペルホネンの魅力については、もはや私が書くまでもなく、あなたの方がよく知っていると思うのだけど。私が生涯のテーマとしたい、「感性」について、このミナペルホネンから学ぶことが沢山ある気がして、今日はこのしっとりとした雨の日に、ミナペルホネンから学ぶ「未知への共感力」を書いていきたいと思う。

皆川さんは、布のモチーフを描くとき、そのモチーフの周りにある空気感や風の動きも表現したいと思っている、と。(皆川明の旅のかけら より)「チョウチョ」なら、わずかな風に舞うニュアンスを。「タンポポ」なら、綿毛の飛んでいく方向だったり、「マッチ」ならランダムさかげんだったり。

これって、先日書いた「人生の余白」にも通じるのかなと。「風のニュアンス・飛ぶ方向」は、「地球の余白」であり、「宇宙の余白」。タスクを熟すだけの日常に身を置くと、絶対に気づけない、自然の空気感。もちろん、視覚も大切。でもこんな風に、視覚以外の感覚を意識的に使っていくことって、特にこれからは大切な気がしている。「感覚でわかる」ということ。

それからもう一つ、皆川さんが布に込めるのは「時間」。モチーフが思い起こさせる時代や思い出。また作り手の時間軸と、着る人が持つそれは、小さくも大きくも異なり、布やデザインが、着る人の新しい時間軸の中で育っていく、と。「時間の軸を超える」何て素敵な感性なのだろう。そんな風に「想いの回生」を日々紡いでいけたら・・。きっと、この世界は、「Ariel」と名付けられたこの布のように、親しみのある静けさと、春の木漏れ日のような暖かさを感じる世界になるのかな。

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それから、子どもの感性を伸ばしたいと日々思うけれど、子どもはそもそも感性の塊だなと改めて気づかされる日々。先日のこと、娘に「今、風さん何て言ってる?」と聞くと、「友達になりたいって言ってる」と。「風の音を聞き、風の空気感を感じ、風の声を表現する」そして娘が感じる風は、こんな感じ。朝顔の観察日記に書いた風を見て、何だか嬉しくなった。

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大人は、「天気」の欄に「晴れ・曇り・雨」を書きがちだけど、この子の中には、風も形を成して存在するのだと、こころを垣間見れた気がした。 

 今日のテーマ、「未知への共感力」が感性を育む。

見えないもの見る心。

聞こえないものを聞く心。

自然が放つ、儚い香りに気づく心。

地球の余白を感じる心。

時間軸を超えていく心。

そんな、理屈では説明のつかない、でも確かにココに在るものへ「意識的にフォーカスする力」こそ、「未知への共感力」だと思う。

Add on 遊び心♡

人生のスパイスには「遊び心」もね♡ ciao!


「皆川明の旅のかけら」
心がキュンとする本に出会えたしあわせ。あなたへも。

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