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人材開発、組織開発のコンサルティング 人材教育講座の企画・運営 研修プログラム開発・実施を行なっている株式会社ラーニングデザインセンターのnoteアカウントです。 個人と組織の学習を促進するコンテンツをお送りします! http://www.ldcjp.com/

最近の記事

鎌倉マインドフル・リトリート レポート

溢れる情報と肥大する思考。現代において、人は考えること(脳の働き)に重きを置きすぎている。考えても考えてもイノベーションが起こらないのは、過去の経験をもとに出来上がってしまった思い、感情が邪魔をしているから。今私たちに必要なのは、これまでと違った「身体性」に重きを置くアプローチではないだろうか。ありのままの自分を知っていくことが、きっと変革・覚醒へとつながる。 LDCイノベーション講座Ⅱも、最終回を迎えた。10/3に開催された前編では、激変する時代に必要とされる「身体性」

    • 新しい時代に必要な学習力 Mind &Body

       松島倫明氏×山下悠一氏 トークセッション(進行:LDCイノベーション講座Ⅱコーディネーター 宍戸幹央) 今回ゲストにお迎えしたのは、WIRED日本版編集長の松島倫明氏と、ヒューマンポテンシャルラボ代表の山下悠一氏。松島氏はデジタル社会のパラダイムシフトを捉えたベストセラー「FREE」「SHARE」や「BORN TO RUN 走るために生まれた」などの編集を手がけたのち、今年6月よりWIREDの日本版編集長に就任。山下氏は、大手コンサルティング企業の経験ののち、資本主義シス

      • 人工知能に哲学が必要なわけ

         三宅陽一郎氏(日本デジタルゲーム学会理事) 今回のゲストは、ゲーム業界を牽引する人工知能の開発者、三宅 陽一郎氏。人工知能開発する上では常に「知能とは何か、人間とは何か」という問いがつきまとうという。この問いを考えるに当たって足場となるのが、哲学だ。エンジニアの立場から哲学を捉えたユニークな著書「人工知能のための哲学塾( ビー・エヌ・エヌ新社,2016)」で注目を集めている三宅氏が、人工知能を、人間を理解する上で哲学がなぜ必要なのかを語る。 ■人工知能を作る=知能とは何

        • マインドフルネスに基づいたコンパッションの神経科学

          藤野氏は、瞑想やマインドフルネスといった身体感覚が中心の世界において、その必要性や効果を科学的に検証している人物だ。自ら瞑想を習慣としており、その感覚的な効果がなぜ生まれるのかを科学で実証できる貴重な方として、今注目が集まっている。今回は、日常生活の意思決定の場面で自らの感情・身体感覚に気づく重要性や、医療現場などで多く見られる「共感疲労」の問題について、マインドフルネスや瞑想がどのように有効かを語っていただいた。 ■私たちに影響を与えている刺激・感情に気づくには 僕

        鎌倉マインドフル・リトリート レポート

          脳神経科学×教育×IT NeuroEdTechが切り開く未来

          ダンシング・アインシュタイン(DAncing Einstein)代表 青砥瑞人氏 人が何か行動しよう、学ぼうとするとき、私たちの脳内では様々な神経活動が行われている。ドーパミン、アドレナリンといった、神経伝達物質の名を聞いたことがある人も多いだろう。だがこうした営みは、何となく知識として知っていても、日常生活の仕事や勉強に活かせている人は多くないはずだ。 ダンシングアインシュタイン 代表の青砥瑞人氏は、国外で本格的に学んだ脳神経科学の知識を人の成長、教育分野に応用しようと、

          脳神経科学×教育×IT NeuroEdTechが切り開く未来

          身体(からだ)と心を調えて内側から自分の軸を確認する ~自分軸をベースに動くことの可能性の深さを再発見する~

          5月13日、神奈川県にある浄土宗大本山光明寺の一角で、1日がかりのマインドフルネスリトリートが行われた。参加したのは20名ほど。日々仕事に、自己研鑽にと励む私たちが「なぜ、自分はこんなに頑張っているのか」とふと立ち止まるひと時。自分は一体何を大事にしていきたいのか、身体を通して感じていく1日となった。昨年に続き、東京工業大学リベラルアーツ研究教育院教授の中野民夫氏をお迎えし、内なる感覚の旅にご案内いただいた。 ■身体という入り口から、自分を探求する 今回のワークショッ

          身体(からだ)と心を調えて内側から自分の軸を確認する ~自分軸をベースに動くことの可能性の深さを再発見する~

          「組織のあり方」と「個人の幸福」の関係 幸福学 ~well Beingであること~

          LDCⅡ 第1回 慶應義塾大学システムデザイン・マネジメント研究科 前野隆司氏 昨年度好評だったLDCイノベーション講座は、今年第2弾として始動した。その最初を飾っていただいたのは「幸福学」の第一人者として有名な、慶應義塾大学システムデザイン・マネジメント研究科の前野隆司氏。「幸せの日本論(角川新書)」をはじめとしたご自身の著書や、多くのメディアで幸せを科学し、そのメカニズムを伝えている。今回は「組織のあり方」と「個人の幸福」の関係という、多くの人が抱えるテーマについて切り

          「組織のあり方」と「個人の幸福」の関係 幸福学 ~well Beingであること~

          時代を先駆けるM&Aコンサルタント・事業家・思想家の視点  フィンテック・ブロックチェーンなどのテクノロジーの進化の先、お金のなくなる時代?! ~21世紀のお金のリテラシー~

          イノベーション講座 第2回 ブルー・マーリン・パートナーズ株式会社代表取締役 個人投資家応援サイト「シェアーズ」代表 山口揚平氏 歴史からひも解く”お金”とは 皆さんはお金の起源は何?と聞かれたら、なんと答えるでしょうか。多くの人は「物々交換だ」という風に学校で習ってきたと思います。しかし最近では、貸借の記帳から始まったという説が有力で、これがお金の本質を表していると思います。ポリネシアのヤップ島にあるフェイと呼ばれる石が起源と言われていますが、これは部族間の食料など

          時代を先駆けるM&Aコンサルタント・事業家・思想家の視点  フィンテック・ブロックチェーンなどのテクノロジーの進化の先、お金のなくなる時代?! ~21世紀のお金のリテラシー~

          時代を先駆ける「編集長」の視点 これからの時代の生き方とは?

          第1回 イノベーション講座 NHK出版編集長 松島 倫明氏 新時代を読み解く鍵は「テクノロジー」と「身体性」 今、世の中は新しい時代を迎えています。テクノロジーの進化や働き方の多様化が進む現代において私達は、どう働いていくか、どう生きていくかなど、様々な角度でこれからの時代を考える必要がありますが、その中で松島氏が注目したのが「テクノロジー」と「身体性」という軸です。一見繋がりがない2つの軸にはどのような関わりがあるのでしょうか。  まずテクノロジーの面においては、AI

          時代を先駆ける「編集長」の視点 これからの時代の生き方とは?

          医療と禅をつなぐ「僧侶」の視点 マインドフルネス・禅と医療とは?

          LDCイノベーション講座 第3回 臨済宗建長寺派林香寺第十九代住職/精神科医 川野泰周 テクノロジーの進化の行く先と、人間性をテーマに開催しているイノベーション講座。第3回は「マインドフルネス・禅と医療」をテーマに、精神科医と寺の住職という顔を持つ川野泰周(たいしゅう)氏にお越しいただきました。今注目されている”マインドフルネス“について、日本の”禅”とは違うのか、医学的な効果で明らかになっているものは何なのかなど、禅と医療を繋げられる貴重な方の視点でお話しいただきまし

          医療と禅をつなぐ「僧侶」の視点 マインドフルネス・禅と医療とは?

          時代を先駆ける「ITジャーナリスト」の視点 人工知能の切り開く時代の生き方とは?

          イノベーション講座 第6回目 ITジャーナリスト 湯川 鶴章 人工知能が得意な領域とは? 今日はこの会場にも、いろんな仕事をされている方が集まっていると思いますが、総じて気になっているポイントは「AI時代の生き方」ではないかなと思います。よくAIの登場で仕事の多くが代替されると言ったりしますが、ではまず、AIの得意領域は何なのでしょう。 人工知能というのは、要するに予測モデルのことなんです。各種データ(インプット)と結果(アウトプット)さえあれば、AIを使って予測がで

          時代を先駆ける「ITジャーナリスト」の視点 人工知能の切り開く時代の生き方とは?

          最先端の「医学・工学研究者」の視点 「感情認識と人工自我」

          イノベーション講座 第7回 東京大学大学院工学系研究科 博士(工学)光吉俊二氏 1年間にわたって開催されたLDCイノベーション講座も、いよいよ最終回。今回は「最先端の「医学・工学研究者」の視点 ロボットにこめられる道徳感情~道徳感情数理工学とは?」というテーマで、Softbank社の感情認識ヒューマノイドロボットPepperの感情認識技術を開発した、光吉俊二氏をお招きした。実は出身は美術大学、30歳までは彫刻家だったという光吉氏が、どう”感情”というものを捉え、Peppe

          最先端の「医学・工学研究者」の視点 「感情認識と人工自我」