令和の剣盾グラゼルネ試作

グラゼルネを使いたい

慎重グラードンとゼルネアスで一世を風靡したグラゼルネ。これを使いたいという理由で構築開始。

7世代までのグラゼルネの特徴

  • グラードンはゼルネアスを暴れさせるための補助装置であり、火力装置の本命はゼルネアスである。

  • 環境の中心はカイオーガとゼルネアスであり、またカプ全盛期で特殊環境。

  • 一般枠にはゼルネアスを補助するためのポケモンが選ばれる。

  • ゼルネアスがジオコン積む関係上、S操作はそこまで重視されない。

  • 環境特性もあるが、スタンダードよりな構築

  • 耐久グラードンの超高耐久と断崖の剣による削り能力の高さ

剣盾環境への適合

少なくとも以下の点で考慮が必要

  1. ダイマックスによる必要火力の増加、被ダメージの増大及び追加効果の考慮

  2. ザシザマの鋼伝説追加

  3. 白バドレックスの追加でトリル適正の高い伝説枠の登場

  4. 黒バドレックスやレジエレキ、ザシアンによる超高速高火力打点の追加

1については、積む隙を明確にする必要があることと、ダイストリームによる天候継続があるため天候戦を行う際に回し方を工夫する必要がある。
2については、単純にグラードンの仕事が増加するため、オーガザシアンなどには雑にグラードンをきれない。
3については、トリルへの警戒度の上昇。弱点保険ブリザードランスは伝説のどちらも甚大なダメージをもらう。
4については、単純にジオコン前に殴られる回数が増える。

コンセプト

古き良きグラゼルネのゼルネアスへの火力特化を維持しつつ、剣盾に適応するために策を講じていく。

7世代グラゼルネの基本的な動かし方

T1〜2 グラ+一般枠で削り、盤面展開
T3 死に出しゼルネアスで守りながらグラは交換あるいは倒させる。
T4ラス1で補助しながらゼルネアスジオコン
T5〜7 相手を討伐

8世代での理想形を考える

剣盾でのダイマ考慮版を以下のように仮説
T1〜2 グラ+一般枠ダイマでの数減らし。どちらかが先に倒れる。
T3 死に出しゼルネアスで守りながら生き残った方を交換あるいは倒させる。
T4ラス1で補助しながらゼルネアスジオコン
T5〜7 相手を討伐

ベースとするのはケースィさんの九州最強グラゼルネ(https://ke1x-com.hatenablog.com/entry/2019/07/03/053008)

構築案
先発ダイマ一般枠 リザードン
グラードン
後発補助一般枠 モロバレル
ゼルネアス

この4体ではガエンミミッキュの白バドトリル構築が止まらないことから、猫無効でグラより先に動きミミッキュの皮をはいでグラダイマでミミッキュを6割程度で仕留められ、次ターンに遠吠えで戦力ダウンを軽減できるライコウ。
最後の一枠はびっくりギミックや天候パに有利を取れるようにマタドガスを入れる。

対ミミガエン白バドザシアン
ミミガエンが先発ならライコウグラードンでグラダイアースライコウバークアウト。
初手のミミガエンのトリルが止まればほぼ勝ち確定。逆に止められなければほぼ負け。理論上はHのみなら皮込で倒せる。

反省点

カジュアルで何戦かしたけれど、いくつか前提にミスがあったので上げておく

  1. 初手の出し合い時に相手にバナリザが来ると晴れにただ乗りされてこちらが不利に

  2. 新しい環境はしばらく初手ダイマになりがちなので、初手ダイマに倒されない編成組むか初手ダイマで対抗しましょう

  3. 断崖の剣だけだと浮いてる敵に当たらない。今世代は地面の通りにくい強力な一般枠も少し増えてる。

  4. オーガにダイスト連打で一ターン晴れることに今の所メリットがない

以上を踏まえて構築を参考元に寄せつつ仲間大会に参加
リザードンout、ウェザボフシギバナin
ガラルマタドガスout、ガオガエンin

反省2

仲間大会で2-10の大幅負け越しとなりながらも見えて来た問題点

  1. 相手のダイマに対してグラードンが押し切られる自体が頻発

  2. 相手構築が耐久よりの場合は耐えすぎることも

    • これは僕のプレイングミスも大きい。ライコウをどこかで交換しなければならなかった

  3. オーガザシアンや黒バドザシアンなど、ザシアン入り構築に全敗

  4. モロバレルがHD個体のためきょじゅうざんを素で耐えない

  5. グラードンを前に出すと後発のザシアンが咎められない

  6. ライコウとガオガエンの役割がかぶり気味なのにどっちも出したいことが多く、選出がキレイにまとまらない

    • 結果的にバレルが出せなくなり、ぜルネを通すプランが立たない

  7. ゼルネアスを通せない

前半はゼルネアスがジオコンする前に押しきられて負け確定となるパターン(全敗)、後半はグラードンダイマで押し返せる可能性を見出しては見たもののモロバレルが仕事できなくて押し負けのパターンがあった。グラゼルネミラーになったが、フシギバナダイマックスで咎めた。逆に言うとフシギバナが咎められないなら負け濃厚になる。
また、グラードンダイマ時に威嚇で押し負けないためのライコウの遠吠えは良かった。剣の舞だとグラードンがダイマ切るタイミングがずれてしまう。
改善が必要そうな点は以下の通り

  • 現環境におけるグラードンの役割の再確認

  • ダイマするソルガレオ、日食ネクロズマへの対応

  • バレルの調整見直し

  • ライコウとガオガエンの役割の見直し

  • とおぼえかコーチングの枠見直し。(Aが上がればいいならコーチングでも問題なく、襷ライコウとワイルドボルトのアンチシナジーもある)

結論

前提として、中速帯でサイクル前提のグラゼルネが、ダイマ環境のアグロに見合わないという感じがすごくする。特にゼルネはダイマなしで居座る形を取るので、ベンタツやゴクエンなどの強制定数ダメージがとてもつらい。
グラードンはダイマしてバーン打てるようにした方が良さそう。ただ、ダイマするなら浮いてる敵を飛ばせるダイロックもすごくほしい。剣の舞してる余裕があまりないのでダイマコーチングかキュワワーなどを絡めた弱保もあり。耐久はすごく良い。自身で火力を挙げられる手段も欲しいのでかなり悩みどころ。
ゼルネアスは鹿は鹿させられるようにプランニングと構成をもっと練り込まないと慎重グラゼルネの本家の時より環境的には向かい風。
ライコウ、というより壁張りとおぼえがいい感じ。

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