プリティプリマ構築

構築経緯

前記事で書いたようにニューラがダイマを切らず、ワシボンやポリゴンなどのダイマエースを擁立する流れがあった。
最初は上から殴り勝ちするために適当においかぜ弱保ペロッパフを組んだ。
何度か仲間大会に潜っているうちにほとんど初手ダイマかつデバフ耐性に薄いことがわかってきたため、中期から長期戦を目指してガチガチの耐久パで試したらリリーラが良さそうだと思った

初期構築

プロトタイプ
ヒポポタスHDすなのちから(ガバ)
リリーラHBよびみず
ピンプクHBフレガ
ヌイコグマhabsもふもふ
ニャビーBS威嚇
ヒドイデHB再生力

強み
◎リリーラのダイマが刺さりやすい
◎ニューラにこそ威嚇入らないけどやっぱり威嚇強い(いればワシボンとリリーラが打ち合い出きる)
◎ヌイコグマがダイマしないニューラにめちゃくちゃ強い

弱み
◎きせきをニャビーに持たせてもサイクル回数増えない(数値が足りない)
◎ポリゴンをはじめとした特殊ダイマアタッカーを止めにくい(物理に寄せすぎ)

本選使用構築

使用構築

相手ダイマを凌ぐことのみを狙いとしてたが、リリーラのダイマがかなり相手のダイマエースに刺さることが判明したため、リリーラを初手ダイマから残数削り、数的有利と耐性による受けきりを狙う構築にした。

個別紹介

リリーラ

初手ダイマで相手の残数削りを行う。ダイマしなさそうな方をなぐる。
ワシボンリオルの並びはワシボンをワンパン狙いにいく。珠ダメと砂込みで大体のワシボンを1ターンで落とせる。
ダイマ終了後は自己再生でサイクル復帰を狙う。
メテオビームベースのダイロックできせき持ち以外のほぼすべてのポケモンを倒せた。
ミラーコートはダイマ中に出てくる格闘タイプに刺さり、ダイマ後に体力を残せていればポリゴンやモンジャラ、サニーゴなどの特殊を反射することが可能でエース型リリーラと相性の良い技だった。
型誤認による初手猫だましも多く、リリーラ軸はかなり有効だったと思う。


ヌイコグマ

ダイマがないなら余裕で受けれる対物理のエース。
ダクマのインファイトすら耐える。
調整意図は、S60の無振りを意識すると大抵のポケモンは抜けると感じていたのでそこを意識。Aはきせきではないポリゴンをおおむね倒せるラインまで振り、残りで物理方面最大耐久指数を得られるように振った。
もふもふは非接触のダイマ技を半減できないが、物理のダイマ候補が仮想敵にならないワシボンとガーディ、ポニータが筆頭になるため、そもそもダイマエースとタイマンせずあまり気にならなかった。sを60族まで抜くことでs無振りのポリゴンやガーディなどの多くを上からぶん殴った。


ニャビー(特性いかく)

今環境のガオガエンになれなかった残念耐久ポケモン。
耐久がガオガエンではないため耐久に信用はできない。
一方でS70はかなり速く構築上デバフを入れられれば、相手のダイマを周囲が受けきれるため、ある程度雑に切り捨てながらダイマターンを凌ぐパーツとなった。
構築上、大体砂が舞っていること、構築単位でモンジャラが重めなため防塵ゴーグルを持たせた。


ヒドイデ

今環境のドヒドイデにはなれなかったポケモン。
とはいってもやはり水毒の耐性が優秀で、HB振りきりで相手のニューラ単体程度なら難なく受けきれる。ヌイコグマのつぶらなひとみとあわせてインファイトでこだわったダクマニューラを受けきって仁王立ちエンドした時は少し感動した。
サニーゴなどの耐久に毒を入れたり、サイクルパーツとしてニャビーとくるくるしたりした。


ヒポポタス

今環境のカバルドンにはなれなかったポケモン
対天候特化。ちゃんとすなおこしで厳選しなおした。砂パと雨パはほぼいないが、あられと晴れはそこそこいて働きは十分だった。初期構想ではリリーラへの特防方面の耐久補助も考察していたが、リリーラにきせきを持たせたこととD方面に厚く振ったため耐久過剰となるため、基本天候戦以外にはほぼ出さない。
リンドのみを所有しておらず、しかたなしにひかりのこなを持たせたが、相手の天候を書き換えたうえで吹雪やねっぷうを避けられたり、トリプルアクセルのヒット回数に影響するかもと思ったのでリンドのみより良かったと思う。なおトリプルアクセルは全部被弾したし吹雪もリリーラのほうが避けた回数が多い。

バケッチャ

格闘耐性及びノーマル耐性が欲しかったため採用。ガラルサニーゴの方が耐久が高いのだが、モンジャラのねむりごなに屈するのではないかという恐怖とリリーラが遅いため、サニーゴと並べるとSの低さによって上からつぶされるのではないかという恐怖からS60族抜きでマジカルフレイムが振れるバケッチャになった。
サイドチェンジが優秀。特にリリーラやヌイコグマへの格闘技、ヒドイデへの地面技を受けられる横相性がよくサニーゴでは勝てなかった試合も少なくなかった。
ちなみにノーマルタイプにハロウィンをして対ポリゴン兵器を作る案をTwitterで見かけたが、隣に最速ニューラが来た瞬間成立しないため断念した。

構築の出来について

良かった点
◎特殊ダイロックの通りが良すぎ。コーチングされても貫ける。
◎想定どおり、初手ダイマの打ち合いにはほぼ負けなかった
◎初手のアドの取れ具合がすさまじかった。明確に出し負けたのは5戦ないと思う

悪かった点
◎リリーラのダイロックに依存しすぎた
⇒リリーラの負担が多すぎて対象が多くなると倒しきれずにそのまま負ける、他のダイマックスプランが考えられてないためリリーラが刺さらない時にほぼ詰む
◎相手のダイマタイミングずらされると耐久が足りなくなる。
⇒そもそもプール的には耐久がないポケモンばかり。ゴンベとサニーゴとモンジャラを対策されてそうだと考えて試しもしなかったのも数値不足に。

反省点

◎自分の構築分析が浅く、出し方までしか決められていなかった。
⇒試合の中盤~終盤にかけてまくられる試合がレートが上がるほど多くなった。序盤で決めた動きでアドが取れていたので、
◎環境分析も今一歩足りてなかった。
⇒初手の岩技の通りが非常に良いことは理解できていたのに、リリーラのダイロックから離れられず、アノプス・アーケンといった他の岩タイプを採用できなかった。初手のダイロックが固定化してしまったため、初手ダイマの打ち合い以外に弱くなってしまっていたし、それに気が付いたのが本選のレートが1600付近に上がってきた後だった。
◎対策されている可能性を気にしすぎた
⇒ニューラ、サニーゴ、モンジャラ、ポリゴン、ワシボン、リオルの6体を一度も触らなかった。自分のプレイング力に自信がなかったので対策のされなさそうなポケモンを選択してしまった面があり、それは刺さった局面もあるが、さすがに常に環境上位のポケモンたちを一度も触らないのは自分の対策が仕切れない(相手の動かし方の想像ができない)ためNGだった。

継続すべきポイント

他でさんざん言われていることではあるが、自戒の念を込めて記載。
◎複数構築を作成・試したこと
⇒今までこういった大会では時間の関係もありなかなか複数構築触ることができていなかったが、耐久ベースの構築に目を向けてリリーラを発見できたので、これは次回も適当でもいいから組んできちんと分析していくことが大事だと感じた。
◎構築記事を書いた
⇒反省点や良かった点を言語化できる。仮組の構築でも言語化することで構築の利点・欠点を明確に意識できるし、実際対戦したことを振り返ることで環境への理解も深まる。

最後に

久しぶりに公式のイベント大会に参加しました。(昨年のバトルレジェンドぶりでした)
短期間で構築を作成・改善するのは時間がかかるのでなかなかできないのですが、やはり楽しいですね!
前回は1550くらいでフィニッシュだったので、今回は1601と自己ベスト更新できてよかったです。
次回もできる限り参加したいなと思います。

ここまでお付き合いいただきありがとうございました。

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