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イラスト練習 その45


「青春と言えばエレキ」


「オチはない ギターと私」 前編

ご多聞にもれず、私もギターをやってみたいと思った人間である。

それはわたしが20代後半の頃であった。なぜか急にギターがやりたくなったのである。

早速、楽器店に行き、ギターを物色する。もうネットは普及していたので事前に情報を仕入れることもできたのにやらずに向かったのである。

私は形から入るタイプかもしれない。フェンダーのフォルムが気に入った。
特にヘッドのデザインが気に入った。ただ、テレキャスターはヘッドの形が気にいらず、見送ったのだ。

ジャズマスターも好きなバンドが使ってたので欲しかったが、予算の都合上見送ったのだ。

わたしは店員に「ジーザスアンドメリーチェインみたいな音を出したいんですよ!!」と興奮気味に語ったのだが、店員は苦笑いをするのが精一杯だった。

そりゃ、知らんバンド名を出されても困惑して当然だろう・・・。
結局、私は予算の範囲で納めるべく、フェンダーの黒のストラトキャスターを購入したのだ。

確かアンプもついて6万ちょっとだったと思う。ギターを下げて帰路に就く途中、何かこそばゆい感じがした。

「ギターを始める年齢って高校生のイメージだよなあーもうオッサンが何か恥ずかしいなぁ」と思った記憶がある。

今に思えば「始めるのに年齢は関係ねぇよ」と言ってやりたいのだが・・・。
                              つづく   


読んで頂きありがとうございました。



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