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柴田退学説


現在2年Dクラスの柴田颯について

柴田は一之瀬と体育祭で二人三脚をしたり、満場一致試験で現状を考慮せずに一之瀬を擁護したりと何かと読者のヘイトを食らっているキャラ

そのため、退学を望む声が多い

本稿では色々な視点から柴田が退学する未来は起こるのかを考察していく

ネタ感覚なので細かい部分はご容赦頂きたい

検討

肯定根拠①:楽観的な性格

公式サイトのキャラ紹介を見てみよう

今、ひょっとしたら俺たちはピンチなのかも。
だけどさ、まだまだこれからだって。

上記のように、柴田は状況を楽観的に捉える人間であり、神崎の言う正常性バイアスに陥りやすい

神崎「何の迷いも疑いもなく39の反対票が集まったことに対して異常だと思わないのは、皆が正常性バイアスに陥っているとしか思えない」
正常性バイアスとは、都合の悪い事象や情報などに目を向けず、危機を認知しない特性のことを指す。

2年生編5巻, p174

そのような考えを持っている柴田は高度育成高校の過酷な学校生活において、窮地に気付けないもしくは気付いていても対処が遅れる可能性が高く、遅かれ早かれ退学すると言える

肯定根拠②:モノクロイラストしかない

1年生編では戸塚・山内・真鍋の3人が退学となったが、戸塚と山内はモノクロイラストのままであり、真鍋は挿絵さえ存在していなかった

同様にモノクロイラストのままである柴田には退学のジンクスが当てはまると言える

カラーイラストがあり、人気も集めていた佐倉でさえ退学したのだから、モノクロイラストしかない柴田はより退学しやすいと言えるだろう

肯定根拠③:クラスメイトの安藤が実は柴田に恋している

2年生編3巻の口絵で明かされたことだが、安藤紗代は柴田に恋しているらしい

バレー部に所属する生徒で高身長。運動神経が高く体力に自信がある。実は柴田に恋する少女。

柴田は運動神経が高く、安藤も同様なので小野寺の例のようにスポーツマンとして好意を寄せたのかもしれない

しかし、柴田の恋模様なんて読者の誰が気にしているというのだろうか?

見たい人も中にはいるのかもしれないが、自分はどうでもいいと思っている

というのも一之瀬クラスが没落している状況なので、柴田が退学すれば安藤の気が引き締まり、クラス改革に役立つ展開が考えられるからだ

柴田の恋模様と一之瀬クラスの改革、どちらが物語にとって重要かは言うまでもない

よう実はラブコメではない

肯定根拠④:柴田と学籍番号問題が深く関わっている

学籍番号問題というのは神崎&金田、葛城&山内、アルベルト&幸村、伊吹&神室の4ペアで学籍番号が重複していることから始まった

そして、山内が退学したことで葛城の重複相手は柴田になり、学籍番号は柴田のものに変更されたことが2年生編の公式サイトで明らかになっている

その問題に意味ある解答(ただし、本編ではまた別の解答があると予想している)を与えることに筆者は成功した(と考えている)のだが、葛城と山内がペアになっている状況から導かれたもの

葛城と柴田がペアになっているのは都合が悪い

つまり、問題が解かれるためには葛城の重複相手はある条件を満たさなければならず、柴田はそれを満たしていないからだ

ちなみに山内鬼頭はその条件を満たしている

柴田が退学になれば、葛城の重複相手は別の生徒に変更されるだろうから、学籍番号問題の観点からはそういう未来の方が都合がいい

肯定根拠⑤:挿絵すらなかった渡辺が表紙を飾った

渡辺は干支試験と選抜種目試験で名前が出てきただけで、全くセリフがないキャラだった

しかし、2年生編8巻において綾小路と同じグループになり、かなりのセリフが与えられた

それだけでなく、2年生編9巻の表紙キャラに抜擢された

イラスト的には柴田より渡辺の方が優遇されている

何故渡辺をここで多く登場させてきたかといえば、柴田を退学させたときに主要な男子キャラが神崎だけにならないように前もって準備しているからだと考えられる

また、干支試験で綾小路と同じグループだった浜口もカラーイラストが出てきているので、柴田が消えたところで問題はない

肯定根拠⑥:柴田の誕生日が11月11日である

何を言っているか分からないと思うだろうが、気になるなら読んで欲しい

筆者もなかなか気付けなかったのだがこの並びはあるミステリー小説を彷彿とさせる

それは『すべてがFになる』

https://ja.m.wikipedia.org/wiki/すべてがFになる

この小説はアニメ化やドラマ化がされているため、有名だと言える

そして、題名が物語の根本と関連していて、一言でいえば『死』と関係している

柴田の誕生日である11月11日すべてが1になっているので、どこか上記の題名を彷彿とさせないだろうか?

よう実1年生編6~7巻では、須藤暴力事件や無人島試験で計画を狂わされた龍園はその犯人であるDクラスの切れ者(=綾小路)を『X』と呼んでいて、『容疑者Xの献身』をモチーフにしていることが窺える他、エラリー・クイーンアガサ・クリスティなど著名な推理作家が本編で言及されている

これらから考えるに、柴田の誕生日が『すべてがFになる』を由来としていてもおかしくなく、学生としての死──つまりは退学を示唆していると解釈できる

否定根拠①:学籍番号問題は既に解かれた(予想)

学籍番号問題は解かれたので、問題に不都合がないように柴田を退学にする必然性はなくなったとも言える

否定根拠②:柴田は綾小路のクラス移籍後に須藤のような立ち位置になりうる

安藤が柴田に恋していることは小野寺が須藤に好意を抱いていることと酷似している

そのため、柴田は一之瀬クラスの須藤の役割を与えられたキャラといえる

綾小路は須藤を成長させたので、移籍後は柴田を成長させるとも考えられる

そうなると、柴田の退学はストーリー的に都合が悪いだろう

まとめ

とりあえずで書いたのでここまで

肯定根拠の方が今のところは多いが、否定根拠も考えられる

したがって、柴田が退学するとも言えるし、しないとも言える

あなたは柴田退学説を支持するだろうか?

他に根拠があれば追加していきたい

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