本感想「すみません、金利ってなんですか?」

一時期は月に何冊も本を読んでいたんですが、ここ数年は本当に本を読まなくなったと思い出来るだけ本を買うようにしています。昔はそれこそ小説ばかりだったけれど最近はビジネス書が多くなっているのは年齢の変化もあるんでしょうかね。小説も読みたいんだけどある程度まとまった時間で一気に読むタイプの人間なのでなかなか小説に手が出ないという。(最後に新しい小説を買って読んだのは2年前の「カササギ殺人事件」か)

ついでに言うと「アウトプット大全」を読んでアウトプットの大切さを学んだので、自分の記憶に残すため&文字や文章を書く練習のために本やドラマ、アニメの感想も適当にここに残しておこうと思ってきたので今回は買った本の感想を。

本の内容はざっくり言うと「お金のことがまったくわからないまま大人になった人へ向けた入門書」という感じです。タイトルにあるように「金利」の話から「税金」、「投資」について本当に基本的なことがこれで分かります。

自分は幸い仕事の内容のおかげで勉強しながら給料をもらっているようなものなのである程度知識としてはあったのですが、改めて納得する事、意外と知らなかった事なども再確認出来たので他のビジネス書と比較すると新鮮で面白かったです。知らない知識を習得するのも本の醍醐味なら、自分の知識の再確認が出来るのも本のまた違った魅力です。

それにしても、この本の作者さんのような方はかなり多いのではないかと思うのが実際のところです。(だからこそ最近のランキングでは2位になってるのかも)冒頭であったように「お金」の事って学校でも会社でも全然教えてくれない割には仕事を始めると当たり前のようについて回るものです。個人的には確定申告のやり方と源泉徴収(年末調整含む)については高校で教えてあげてもいいんじゃないかと思うくらいなんですが、意外と学校の先生も分かってない可能性があるのでそれは教育現場に求めすぎなんですかね。自分も転職した身なので分かりますが、最初の会社の年末調整は意味がわからないまま紙を書き、最終的にはお金が戻ってきたから良かった、くらいな感じでしたしね。

本書の中では具体的な内容に触れているわけではなく、本当に初歩の初歩の基礎知識だけが書いてありますが、基礎が分からずして応用はできませんので、まずは色々な制度や仕組みについて知る事から始めるには最適な本かと思います。幸いそこから先の深い知識は今の世の中インターネットで手に入りますしね。(情報の取捨選択は必要ですが)

消費税が上がって大変だとか下げろだのどうこうというのもある意味分かりやすくて良いのですが、まずは自分が必ず納めている所得税がどういう仕組みで自分から徴収され、国に流れているのかくらいはちゃんと理解しておくことをお勧めします。ただ確定申告や税金の仕組み自体は凄いなと思いますが、そもそもの仕組みが複雑なので個人がすべてを理解しろっていうのも実際には難しい話ではあるんですけどね。(税理士とかがいらなくなってしまう)

ただそれをそのままにしておくと本来であれば払わないで済む税金をそのまま払ってしまったり、むしろ戻ってくる税金で他の用途に使う事が出来るのでやっぱり知識として持っているに越したことはないと思います。特に事業を行っている方、今年から基礎控除と青色申告の特別控除の金額が変わっているので、10万円得するかどうかは日々の記録次第ですよ。

自分自身も知識の再確認を行ったところでもう一度見直しをし、足元をすくわれないように気を付けないといけません。


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