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友達にBlack Lives Matterについて説明してもらった話

コロナの制限も終わり、アメリカとのハーフの友達と遊ぶ機会があったので、Black Lives Matterの話を聞いてみた。その友達はBlack Lives Matterのことに関してこれまでSNSなどで発信をしてきていたからだ。

正直いうと、日本の中で暮らしている私の様な一大学生にとっては、黒人差別というものは身近になく、海外で起こっているムーブメントが最近では日本にも飛び火しているなと思うのが現状である。黒人差別が日本にあったとしても、それはごく一部で、ほとんどの人はあまり目にしない黒人の人に対して、悪意なく向ける「珍しい」という様な視線ではないだろうか。

その友達に、「どうしても黒人問題って身近に感じられないんだよね。」という言葉をぶつけてみた。するととてもわかりやすい例を添えて帰ってきた。そして、この考え方は広めていかなければいけないと思い、今noteを書いている。以下、その友達が例え話をしながら話してくれた内容である。

「例えばね、黒人の人に対する差別って、絶対ないとは思うけど、東京の人が地方に行ったら、そこの人に嫌悪されて、罵倒されて、死んでもいいと思われている。あるいは、死んでくれてよかったとさえ思われる様な、そんな問題なんだ。そんな中で、他の場所にあなたを思っているよ、あなたたちのために何かしたいよ。そんな人がいてくれたら、不安の中でもすごく安心できるよね。」

すごくハッとした。

私の周りではほぼ絶対にあり得ないような問題に苦しんでいる人がいる。そして私の署名一つで、私のシェア一つで、私の行動一つで、苦しんでいる人に安心を与えることができるのだとわかった。

私は苦しんでいないから、当事者じゃないから苦痛なんてわからない、詳しく知らないのに軽々しくシェアするのには抵抗がある。そんな理由をつけて、他人事として議論をしなかったり、行動をしなかったりしてきた。

でも、苦しんでいることはわかるし、拡散されてる動画はむごいものを感じるし、こんな酷い仕打ちを受けていい人がいるわけがない。

そして、例え日本で黒人差別が大々的に問題になっていないからと言って、海外のムーブメントだからと言って、何も発信せずに、行動せずにいるのは問題である。現在のBlack Lives Matterのムーブメントは、これまで起きてきた黒人差別の事件から発展したもの以上の、非常に大きなムーブメントになっている。

つまり、今までで一番、黒人差別に対して、社会に変化を起こせる可能性が高くなっている状況なのである。

そんな時に、海外のムーブメントだから、詳しく知らないから発言できない、そんな言い訳を呟いている暇はない。

たとえ身近に問題がなかったとしても、私たちのシェア一つ、私たちの意思表示一つ、私たちの署名一つで、不安の暗闇に苦しんでいる人たちに安心という光を灯せるのであれば、今すぐに行動に移すべきである。

#BlackLivesMatter  

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