厚生労働省職業安定局雇用保険課からの書類

が届いた。今週。

最初は「なにか悪いことでもしでかしたか...?」と思ったが内容を見ると全然そんなことはなく、ざっくり言えば「昔失業保険を払ってない時期があったので払います。振込先教えてください」だった。

失業保険、とくると個人的に色々と思い出すことがある。

10年ほどまえの 2010年、僕は1社目をやめて半年ほど無職の期間があった。2社目に就職のタイミングでまとめて支払われたと思っていたのだけど、実は全額もらえていたわけではない感じらしい。未払の時期も確認すると確かに無職最後の1ヶ月間が該当していたので「なるほどなー」という感じ。

自分でももうほとんど遠い過去のことになっていたし、10年も前までさかのぼってもらって払ってくれるというのはありがたいことでもある。

が、当時は本当に生活が苦しく食事も2日に1回、しかも米以外なにも買えなかった(というか買わなかったというか...)状態で精神的にも限界ギリギリな感じだった。1社目を「やめた」と言いつつ、このやめた原因は精神が崩壊してまともに仕事も生活もできなくなりやめざるを得なくなってしまったという感だったので、もとがかなりボロボロな状態だった。退職時にまともな交渉ができなかったばかりか、当時の上司たちに色々言いくるめられ有給取得を妨害された先の自己都合退職という扱いでもあったので、本当にお金も心の余裕もなかった。それでも少しは生きられるだろうと思ってはいたが、当時は税金周りでどれくらい持っていかれるかよくわかっていなかったときでもあり、所得税やら住民税やら年金やらで一瞬でなけなしの貯金を持っていかれたことを覚えてる。人間生きてるだけでここまで金を取られるものかと。その状況で更に精神的に追い詰められた記憶がある。追い詰められると生活保護とか、失業中の免除のあたりの情報のリサーチとか全然思いつかなくてただただ疲弊する日々だったように思う。あのときお金さえあればどれだけ状況が違っただろうとは思う。

そう考えると嬉しい半面、失業保険はまさにその時に必要なお金という側面がかなり強いものだと思うので、こういうことはなくなってほしいなという気持ちが強く、すごく複雑な心境になった。

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