『桜嵐記』『Dream Chaser』宝塚大劇場初日を観て

初日観劇、わかってはいたけれど、胸がいっぱいです。泣きすぎて頭が痛い…
『月雲の皇子』『星逢一夜』『fff』、潤色だが『霧深きエルベのほとり』の時も思ったけれど、上田久美子先生の演出作品は誰かの色濃い人生に引き込まれて乗るジェットコースターのようなもの。しんどいけれど何度も観たくなる。
一方ショーは…中村暁先生に感謝!!こういう珠城りょうさん、こういう月組、こういうショーを観たかった!が全部詰め込まれていた(『CRYSTAL TAKARAZUKA』が私にとっての初めて観た宝塚のショーだからだろうか)。
組子はもちろん、演出、振付、音楽、衣装などなど皆が珠城さんを愛情いっぱいで送り出そうとしていることがヒシヒシと伝わってくる。もちろん客席の我々も割れんばかりの拍手と手拍子。鳴り止まない拍手に、一緒に拍手をしながら感動して涙する。
そして、珠城さんはいつものように劇場に観に来られない方にも想いを寄せてくれていた。来られない方のお気持ちも届いてますよと。あたたかい、本当にあたたかい空間でした、宝塚大劇場。あ、珠城さんは「暑いっ💦ねえ、るみこさん!」となぜか組長さんに振ってビックリさせてたけど。
なんだか今日の珠城さん、若々しく見えました。もちろん円熟味も感じさせつつ、何一つ背伸びしていない等身大の感じが心に残りました。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?