ブランド「Laughin'Dog」誕生1

「ラフィンドッグ」はドッググッズのブランドとして2004年にスタートしました。

犬用の服のサイズ感が、どうしても気になり「デザイナーとしてちょうど良いサイズの犬の服を作らなければ」という、漠然とした使命感から犬の服作りの研究を始めたのが2002年のことです。

とはいえ犬を飼っていない私がブランドスタートの2004年までの2年間、何をやったかというと、当時犬のボディー(犬のトルソー)が存在していなかったので、いぬ雑誌や動画、知人の犬、散歩している犬など、サイズを測らせてもらい、先ずは設定体重1.8キロのチワワ、5キロのトイプードル、4キロのミニチュアダックスサイズの3体のトルソーを作成。

その後、人間の立体裁断同様、トルソーに合わせて立体裁断の犬服作りがスタート。
ボディーがあれば、立体裁断の服作りはそれはもうスムーズに進行出来る得意分野です。
それなりに作る自信がありました。高校時代は建築製図、アパレルの専門学校に進んでパターンを学び基本は理解している!と。
ところがです。

最初に躓いたのは、当然ですが四つ足で歩いているその状態でした。
あと、犬種別の特徴、毛の流れや固さや量、同じ犬種でも体型が違うなど、様々な問題が湧き出てくる感覚になっていったのを記憶しています。

また、人間は肩に掛かっている状態が基本ですが、犬は背中と首の関係性があり、人間でAラインと呼ばれる裾が広がる当たり前のデザインが、犬では全く想像すら出来ないなど、何をやっても壁、壁、壁というイメージの中で、
「もしかすると、犬特別の何かがあって、それに気がついている人が存在するのではないか?」
そう考えて、犬服を教えている人を検索したところ、教えている人がいたのです!

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