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時間が止まるまでのはなし

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複雑性PTSDと診断されるまでの、訳もなく苦しかった人生について。「訳」を知り、これからを見つけていくための内省。
主に親との関係について、人目にふれるところでは書きにくい踏み込んだ部分を書いています。暴力などネガ…
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#愛着障害

わたしがこどもだった頃

小学生の頃。 電話をする母親の横顔を見ながら、ふいに、すべてを諦めようと決めたことがあった。 理解を求めることも。理想とのギャップに苛立つことも。 全部全部、わたしの勝手な期待の結果でしかない。 親という存在にわたしが何を望んだとしても、彼女は親である前に、ひとりの人間で。 そう考えれば、理不尽も、不合理も、暴言も暴力も、理想とは程遠いその他すべての言動も、許すことができるような気がした。 だからわたしは、親を諦めた。 理解してもらいたい、受け止めてもらいたいと期待するこ

envy

人は誰しも、自分だけの地獄を生きている。 わたしがそれを知ったのはまだ小学校低学年の時で、だからごく幼い頃から、極力人を羨まないようにして生きてきた。 「羨ましい」という言葉は一見すると無邪気な褒め言葉だが、静かに確実に、相手の呼吸を奪う力を持っている。 本人にとってどれだけ辛くどれだけ苦しい状況でも、外見しか知らない人に羨まれてしまえば、苦悩も不安も不満も、口にした途端、恵まれたものの贅沢な不平になってしまう。 「そんなことないよ」と弱々しく抵抗してみても、「またまたぁ」

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