4/26 WIN5

先週の当欄の予想はWIN3まで。あともう一歩・・・がなかなか届かない。今週は、最近の中では比較的検討しやすい組みあわせ。


いつものように結論のまとめから

WIN1 京都10R 桃山ステークス   14 15 10 4 (1 12)
WIN2 東京10R 鎌倉ステークス   6 10 12   (13 5 8 ) 
WIN3 福島11R やまびこステークス 11 8     (9 14 3 12)
WIN4 京都11R マイラーズC    1 10     (7 12)
WIN5 東京11R フローラS     16 11 9   (13 10)

WIN1 京都10R 桃山ステークス 

おそらく今日のWIN5対象レースで一番難解なレースで、単勝オッズもかなり割れ加減。現時点での人気は14、7、4の順。

本命は、⑭エルリストン。個人的に好きな馬というのもあるが、休養前の内容はこのメンバーでは断然。3走前はスワーヴアラミスを相手にしていないように性能それ自体はOPでも通用しそうな器。脚質的にどこからでも競馬できる点や、京都D1900mで最多勝(2015年以降)の鞍上の魅力。梅田Sを除外されたことで十分乗り込んでいて、休養前どおりの能力ならここはアッサリか。

とはいえ、色んな取材が規制される現状で11ヶ月空けの馬の1頭でWIN1を抜けるというのはリスクが高い。相手は、戦ってきた組みあわせのレベル順で選びたい。

筆頭候補は⑮テイエムチェロキー。最近のこのクラスではベストタッチダウン・リワードアンヴァルのいた北山Sの組みあわせが一番ハイレベル。そこでの5着は、クラス慣れの雰囲気を感じる先につながりそうな内容。相手がかなり弱化されるこの組みあわせなら流れひとつで。

3番手は、4頭出しのメイショウ軍団から⑩メイショウササユリ。こちらもそこそこの組みあわせのレースで差のない競馬を続けていて、この組みあわせなら相手ひとつ。

4番手は、この組みあわせなら昇級戦でも・・・という感のある④ロードブレスWIN1なので広めに以上の4頭

⑦サクラアリュール、⑯フォースラインは近走着順もよいのだが、こちらは本当は「東京2100m」で施行されるはずだったレースを使いたかったクチで、他ブロック出走が禁止されたことで急遽こちらにむかってきた馬。それに加え、梅田Sはメンバーレベルの高くない組みあわせでクラスで勝ち負けできる目処が立ったというのは早計な気がする。もともと2勝クラスで手こずったように勝ち味に遅い馬。⑧サンライズセナは脚質がネック。前走の花園Sは先行総崩れのハイペース競馬を利しての3着。今回はそこまで早い流れにならなそうなので頭まで突き抜ける・・・のはどうだろうか。それならば、休み明けの①ストーミーバローズや前残りの⑫メイショウラケーテの方が不気味。

WIN2 東京10R 鎌倉ステークス 

こちらも横一線な印象のある組みあわせ。こういうときは、関西圏で好走歴のある関東馬を優先したい。ということで、⑥ハーグリーブス、⑩グランソヴァールの人気2頭は買い目から外せない。これに、安定感のありデムーロへの手代わりがプラスになりそうな⑫サザンヴィグラスの3頭で足りるという予想。

4番人気の⑬ヴァイトブリックは、前走3着も、その組みあわせは上記3頭の近走に比べてレベルの低いメンバーでのもので、着順を鵜呑みにするのは危険。土曜のOPを勝った動機のブルベアイリーデと比較しても一回り劣ることを考えれば、このクラスで勝ち負け・・・にはもう少し時間がかかりそう。

③連勝中のフローラルパークは、前走があまり余裕のない勝ち方。牝馬ということもあり、ダート3勝クラスはまだ家賃が高いだろう。いずれにしてもここが試金石。

それならば、前走で一瞬だけ良い頃の雰囲気がでてきた⑤ペイシャネガノ(持ち時計No.1)や、昨年のこのレースで2着⑧ハルクンノテソーロの方が不気味。

⑨アーバンイェーガーは春風Sのときにも書いたように「内枠専用機」なのでここは見送りが正解。

WIN3 福島11R やまびこステークス

登録段階では芝馬の登録が複数あって厄介だなぁ・・・と思っていたら、全部回避で結局14頭に落ち着いてしまったこのレース。

他ブロック出走の例外扱いで、渋滞続きの3勝クラスとなれば、当然関西馬から狙うのがセオリー。

本命は⑪イッツクール。近3走分だけ走れば、この組みあわせなら当然勝ち負け。外目の枠を引けたのもプラスだし、福島D1150は短距離系のミスプロ血統の強いコース(同馬はアルデバラン産駒)。

相手筆頭は、昇級戦になる人気の⑧メイプルグレイト。こちらもこのメンバーなら前走時計だけ走れば勝ち負けになる計算。前にいける脚質もプラスだし、「ローカルの若大将」になりつつある鞍上も魅力。ただ、下のように、まだ「メインレースで勝ち負け」となるとまだ少し荷が重いようで、福島競馬場のメインレースはまだ未勝利。2番手に下げたのはその分。

※西村騎手レース番号別成績(先週→2019.1,1)

1R 6- 9- 9-55/79
2R 8- 9- 9-58/84
3R 7-11- 7-57/82
4R 5- 2- 6-41/54
5R 7- 9- 3-46/65
6R 5- 6-13-63/87
7R 10- 8-11-61/90
8R 6- 6- 3-72/87
9R 11- 7- 6-63/87
10R 7-11- 3-39/60
11R 3- 1- 4-57/65
12R 3- 8- 6-64/81 

買い目のこともあるので、基本的にはこの2頭で・・・と考えるが、伏兵候補をあげるとすれば、⑨⑭③⑫の順。

  WIN4 京都11R マイラーズC

普通に考えたら、昨年の春秋マイル覇者①インディチャンプが負けてはいけない組みあわせ。とはいえ、インディチャンプは本番以外はアテにならない面があるし、中間の調教時計も気になるところ。さらにいえば、ステゴ産駒は、京都1600m(Cコース)の期待値も悪く、「前壁シチュエーション」の1枠と、「ここは本番ではないから取りこぼします」と宣言できるだけの条件が揃いきった感もある。とはいえ、買い目から外すわけにもいかない馬なので、その意味での本命扱い

インディチャンプが負けると仮定した場合の筆頭候補としては、⑩ヴァルディゼールを指名。正直、インディチャンプ以外は横並び・・・と思うが、ここは既にマイル重賞を勝っていること、京都Cコース1600で特に期待値の高いロードカナロア産駒である点での次位指名。でも、配当面はさておいて、ここはインディチャンプにあっさり勝ってもらった方がこちらは楽。

⑦ヴァンドギャルド、⑫レッドヴェイロンは、⑩ヴァルディゼールと比較しても正直そこまで差はないので、最後は好みの問題、結果も道中の位置取り次第でレースをやるたびに変わりそう。しいていえば、京都1600ならキンカメ産駒よりはやはりディープ産駒なのでヴァンドギャルドが上位だろうか。ただ、レースがしやすいのは外枠に入ったレッドヴェイロンだろう。

3番人気の⑪フィアーノロマーノは、ゴール前に坂のないコースでは、坂のあるコースよりもパフォーマンスの下がる馬で、要は「他力本願」ということ、鞍上はこういうタイプで「馬の能力以上の結果」を出すタイプではないのと、今回はスローからの上がり勝負必死で分が悪そう。

WIN5 東京11R フローラS

現時点では⑨スカイグルーヴが少し抜けた人気。正直単勝1倍台だろうとおもっていたので、これは少し意外。ただ、当欄でも本命にはしていないように、気性的な問題などを加味すれば、「頭はこの馬で決まり」というわけでもなさそう。ただ、買い目から外すというのはあまりにもナンセンス。

⑪レッドルレーヴも同様。前走はちょっとしたアヤで負けた印象のあるレース。どちらも賞金的に余裕がない(このままだとオークス出走はかなり微妙)なので、ここはきっちり仕上げてくると考えるのが素直。

この2強をまとめてひっくり返せるだけの可能性があって配当妙味がある馬ということで、本命は⑯フアナ。デビュー戦がアドマイヤビルゴの2着で、続く未勝利戦は、勝てば1勝クラスもすぐ通過しそうな馬が何頭かいる組みあわせで快勝。距離延長もプラスのタイプ。東京2000mで大外というのは、たしかに分が悪いが、このレースだけにかぎっていえば、過去10年で8枠の勝ち馬が2頭。キャリアの浅い牝馬同士のレースで、揉まれることのない大外はマイナスだけというわけでもなかろう。この馬自身も馬格がないので、うちで包まれてしまうよりは外で割り切って乗った方がよいかもしれない。

また、単勝100倍台近い超人気薄の馬がシレっと馬券になることもあるのが、このレースの隠れた傾向。⑬シャレード(現時点で単勝118倍)は、このレースと割と相性の良い君子蘭賞組で、デビュー時にはそれなりに評価されていた評判馬。出世が遅れているのは激しい気性のせいで、それも、岡田騎手がつきっきりの調教で少しずつ常識にかかるようになってきている。ききょうSだけ走れば、もしかしたらの1発はあるかもしれない。変な穴馬は「キャリアが多い馬」という傾向にも合致。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?