ミリオンライブ10thツアーAct2で少し思ったこと

最近は少し長文を書きたい時期なので書いてみます。
真の意味でお気持ち文章という感じです(批判でも称賛でもなく、ニュートラルな気持ち、位の意)

Act1が本当によかった

まず自分がどういう人間かというと、MoIW2014がミリオン初見、その後単独は2ndからLV現地などでほぼほぼ全通くらいの人間です(3rdは一部円盤履修)。ソシャゲができなさすぎるので恥ずかしながらコミュ等のゲームリソースはあまり消化解釈できていません。グリー時代はパルフェ・ノワールがあまりにも良すぎたせいで本当に全然システムを理解できてないまま3周年イベントを歩いたのと、あとは最後の小籠包を見たくらいです(コンテンツの動向自体は配信やミリラジで追っている)。

ミリオンライブ10thツアーは現在4公演予定されていて、そのうちAct1が1~4thライブの、Act2が5~9thライブの振り返り、Act3が来たるアニメのライブというところまでが発表されています。Act1開始時点では公演タイトルやロゴからその内容を推測するのみでしたが、ラジオでのキャストさんの示唆等を考慮してもまあほぼほぼそうなんだろうなという感じでした。

そのAct1が本当に良くて、9thライブがいまいちピンと来ていなかった(演者さん個々のパフォーマンスは毎回とても良いのでそれについては良いんですが、ライブそのもの、コンセプトに対してピンと来ないまま終わってしまった、という感じ。コーラスパークルremixが一部の曲を除いて刺さらなかったということやTHEATER SEASON曲がほぼほぼ披露されなかったというのもありますが…)私にとって、久々にアイドルマスターミリオンライブって本当に良いな、と思わせてくれたライブでした。

Thank you!で始まってThank you!で終わる(礼に始まり礼に終わるの、美しいですね)初期の曲足りなさを思い出させる流れ、オレ達の"黄金時代(オウゴン)"ことLTP, LTH楽曲で彩られたセットリスト、U・N・M・E・Iライブをちゃんとやってくれることの目配せ、3rdの思い出蘇るDreamingなど、枚挙にいとまがありません。トキメキの音符になってのイントロで上がった歓声は初期のライブのそれとは全くニュアンスが異なる、いわば往年レジェンドの十八番に対する待ってました、の掛け声にも近いものであったと思いましたし、それに対してあえて動きを減らした初期リリイベの振り付けで応えてくれたキャストさんの心意気には涙が出ます。

TA、LTD、LTFの要素が少なめだとは思いました(TAはいまセトリを確認する限り0)が、概ねあの頃のミリオンライブを思い出させてくれるライブとして文句ない出来だと思いました。

自分がAct2に期待して、そして満たされなかったもの

音楽ライブとしての満足度とは別に、ミリオンライブ10周年ツアーとしてAct1で満足させてもらったあと、Act2には当然同様の、つまり5thから9thにかけてのミリオンライブの姿を見せてもらえることを期待して、ライブに臨みました。
結論から言うと、Act1を80~90%満たされたとした場合にAct2は50~60%程度しか満たされなかったという感覚になりました。以下に理由を列挙します。

  • 5th時点での大きなキーである白石紬、桜守歌織について、大きい意図を感じさせるポジションにいると感じなかった

    • これはコンテンツの歴史としてももちろんそうですが、やはりMEG@TON VOICE!や5thで見せられた新規メンバーの鬼気迫るようなパフォーマンスに強く心を打たれたことが初期の思い出としてあり、ミリシタの始まりとリンクするこの二人について、もう少し意図的な扱いをして5thを表現してほしかったという気持ちがありました。

  • 6th, (7),8thでMTG, MTWユニット概念についての扱いが(おそらくオリメンを重視した結果)かなり小さいものであった。

    • 特に6thはミリオンライブの歴史の中でもかなり大きい割合を締めているライブだと感じていて、もう少しその要素を拾ってほしかったなと思いました。オリメンを重視してくれてのことだとは思いますが、結局コーラスパークルremixメドレーで特にオリメンでもなく回収されているので、あまり一貫していないと感じました

  • Act1と同じくMS01,MS02のソロ楽曲ソロ歌唱がセトリの基本的な構成になっていた

    • ここが最も大きく満たされないと感じた部分です。私がミリオンライブのライブ(この表記がちょっとだるい)で感動したポイントの一つとして8thのTIntMe!のdear…やTRICK&TREATでのCAT CROSSING等の披露があります。それの何に感動したかというと、ソロ曲歌唱本人が出演しているにも関わらず、あえて異なるメンバーでソロ曲を歌わせる、ということを受け入れてくれる関係をもう築けているだろう、という運営側の「信頼」を感じたからです。これはシンデレラのライブの#cg_ootdでも感じたことですが、ミリオンライブは先んじてその段階に達していたわけです。

    • ソロ曲をソロで歌わないことに自体についても7th時点ですでに達成されています。この段階を経ての8thの上記の披露となったわけですが、Act2のすべてのソロ楽曲がAct1と同じソロ披露だったことが、自分が7,8thの大きな要素として感じていたコンテンツと受け取り手の関係の成熟がセトリに反映されていなかったと感じました。

最後に

では実際そういうライブを受けて何を思ったかというと、逆説的に自分が今までミリオンライブの各節目で何を感じていたか、何を大事だと思っていたかということを考えさせてもらう良いきっかけになったと感じました。もちろん、上記の要素はすべてわかった上で、色々な都合でそれが実現出来なかったということもあるでしょうし、セトリを批判する意図はありません。単に今回のセトリではこういうことが感じられなかった、という備忘録のようなものです。

もし自分がなんの制限もなくAct1、Act2のセトリを作るなら(曲数制限くらいは必要でしょうが。じゃないと全部やろうということになるので)、あるいはシンデレラ10th Final Magical Wonderlandのセトリでもいいですが、そういうことを考えてみる、それがイコール自分とミリオンライブの今までを映す鏡になると思います。

色んな人の中のミリオンライブの話が聞きたいと思います。映画(アニメ先行上映)も、Act3も、楽しみです。

追記

でらますはほんと良かったです


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