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DNA検査キットを試す

日本人の起源みたいな本を読んでいたら、DNAの分析によって新たな知見がたくさん得られていると書かれてあった。調べてみると自然写真の雑誌で有名なナショナルジオグラフィックが世界中の人を対象にDNAの検査を行い、人類の起源と移動の歴史を調査するプロジェクトを行なっているということだった。

一般の人でも検査キットを買って、唾液を送ることで検査結果を知ることができるという。

GENO2.0

日本から購入できない

早速サイトに行って購入しようとすると、どうやら現在は日本から購入することはできない様子。どこかで買えないかとアメリカのアマゾンを見てみると送料含めて4300円ほどで購入できた。

アマゾン

元々は99ドルなので結構お得だ。現在は値上がりして60ドルぐらいになっている。

検査キットの製造と検査はHelixという会社が行なっており、GENO2.0を実施するとオプションで色々な検査結果を知ることができる。DNA的に相性の良いワインを教えてくれるメニューやダイエットの方法を教えるメニューなどがあってそれぞれ30$から300$ぐらいで購入できる。

キット到着

1週間ほどでキットが届いた。ケースは大きいがキット自体はプラスチックの試験管が一つ入っているだけだ。返信用のボックスがついていて、アメリカ国内ならそのままポストに入れるだけで良いみたいだ。

まずシリアルナンバーが書かれたカードがあり、サイトでナンバーを登録する。

次に試験管の中に指定のラインまで唾液を入れる。それなりの量が必要で何回か唾液を入れる。蓋を閉めると保存液が自動的に入るようになっている。

キットを郵送する

キャップを閉めて返信用ボックスに入れてアメリカの住所に郵送する。

送り方がわからず郵便局で聞くとスモールパケットというのが安くて240円で送れるという。内容はHuman Specimen、値段は10$としておいた。

しばらくすると登録したメールアドレスにキットを受け取ったとメールが届いた。

その2日後に検査中のメールが届いた。

しかし1ヶ月すぎても検査が終了したというメールが届かないため、ログインして調べてみるとすでに検査結果が見られるようになっていた。

検査結果が届く

遺伝的な起源を調べるには、現在主に2つの方法がある。一つはミトコンドリアイブで有名なミトコンドリアのDNAを調べるもの。これは、母親からだけ受け継がれるため、女系の起源を調べることができる。(ちなみにミトコンドリアイブはその女性一人から全ての人類が生まれたという訳ではないそうです。)

もう一つはY染色体を調べるもの。Y染色体は男性にしかないためミトコンドリアとは逆に父親だけから受け継がれます。

GENO2.0では男性なら両方の起源を調べることができます。(当然女性はY染色体を持っていないので男の兄弟などに頼まないと父系の起源がたどれません)

さて肝心の検査結果についてですが。

女系の起源はハプログループAでモンゴルからシベリアのあたりでマンモスをとったりしていたようです。

父系の起源はハプログループO2でベトナムとか中国、韓国など南の方から日本に入ってきたようです。

helixの方の検査では、日本人94.5%韓国人5%ネイティブアメリカン0.5%ということです。

helixの検査では他にも色々な事が分かって日焼けのしやすさとか、向いているダイエットなどの情報もありました。あと初潮の時期とか更年期の時期などもわかりましたよ。
考えてみれば僕も女性になるための遺伝子も持っているのですね。


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