函館2歳ステークス(GⅢ)、期待馬と今週の予告:猫の予想指数

1.世代最初の重賞

夏の函館開催はいよいよ最終週。
重賞の2鞍が土日で函館で施行される珍しい週末。
土曜日は函館2歳ステークスといよいよ世代初の重賞となるにゃ。
とはいえ、来年のクラシックに向けてというより、函館デビュー最強決定戦的な位置づけ。近5年の勝ち馬見ても、このレースの後重賞勝ちしたのは2019年のビアンフェくらい。
今年の出走予定を見ると前走が函館以外のレースなのは東京デビューのサトノカルナバルと福島ダートデビューのラインパシオンくらい。
サトノカルナバルは人気するだろうけど、スローからの上がり勝負で新馬勝ちしており、この重賞とは異なる後傾ラップだったのは気がかりなところ。
基本は函館デビュー組から馬券を組み立てていきたいにゃ。

2.函館2歳ステークス レース考察と期待の3頭

最終週のスプリント戦ということもあり、比較的後ろから行く馬が馬券になりやすいレース。
とはいえ、半分は1戦1勝と新馬戦のみの成績、且つほとんどが小頭数のレースのため、非常に難解な一戦。
ただ、開幕最終週で前走よりも頭数が多くなるお馬さんがほとんどだろうから逃げ以外の戦法や、多頭数の経験があるお馬さんの方が好ましいかにゃ。
それと、他場デビューのお馬さんは通用するかどうか慎重に考えたほうが良いにゃ。
オッズはネットケイバさんの想定オッズを参考にしているにゃ。

(1)ニシノラヴァンダ(想定オッズ4番人気 7.8倍)
新馬戦を見返した中でもスタートが抜群に巧かったのがニシノラヴァンダ。
あっという間に好ダッシュからハナに立つも、後続が追いつき絡まれながらの逃げる展開。消耗してもおかしくないような状況の中、慌てることなくスピードの違いから馬なりでハナをキープ。
最終コーナーにかけて絡んできた2番手が並びかけてくるところを追い出しを待ちながら4コーナー出口で一気に加速すると、あっという間に後続を引き離して0.7秒差で快勝。
普通、これだけ目立つ勝ち方するともっと人気が出ると思うのだけど、今回、サトノカルナバルという目立つ馬が出走しているからか、3,4番人気で出走できそう。スピードの違いでハナに立つかもしれないし、番手に控えても落ち着いてレースが出来そうで、比較的差しがききやすいこのレースでも注目しておきたい1頭にゃ。

(2)カルプスベルシュ(想定オッズ9番人気 16.4倍)
例年通り、差し向きのレースになったときに浮上してきそうなのがカルプスベルシュ。3週目とまだ前が有利な馬場状態の中4番手に控える形となり直線に向かうとしばらく前が壁となって追い出しを待たされるも、進路が出来てから鋭く伸びて、函館1200mでは珍しい33秒台の末脚を駆使して差し切り勝ち。スタート直後に大きく寄れたり、道中も若干掛かり気味で幼さを残しながらのレースで折り合えたらもっと強くなりそうだなーと思わせるレース。
相手関係もソコソコそろっていて、4着ラパンチュールは先週勝ち上がったし、3着馬も次走で2着に頑張ってていたのでフロックではなさそう。
ほんとにこのオッズで買えるのなら妙味ありそうにゃ。

(3)リリーフィールド(想定オッズ5番人気 10.4倍)
前走ダート組からはリリーフィールドが面白そうにゃ。
新馬戦の勝ち時計59.0秒は同日の古馬1勝クラスと同じ時計で1.0秒差の圧勝。芝さえこなせれば十分通用する能力はありそう。前走2着に入ったオカメノコイが次走勝ち上がって函館2歳Sに出走してきており、前走が相手関係に恵まれたわけではなさそう
父親が新種牡馬モズアスコットで現役時代は芝・ダートのマイルGⅠを制していて芝も走れそうなのと、フランケルーガリレオ-サドラーズウェルズとつながる欧州血統だけに北海道の洋芝も合いそう。
鞍上も武豊ジョッキーが継続で乗るのも良さそうで、アッサリ勝っても驚けないにゃ。

3.まとめと予告

開催最終週で脚質的には差し馬が台頭しやすいレースの一方、この時期の新馬戦は能力差も大きく小頭数が多いので逃げて勝ってきた馬が大半となるので展開読みが難しいけど、そういう中で番手で前に馬を置いた経験のある馬には警戒したいにゃ。3頭には挙げなかったけれど、エメラヴィやヤンキーバローズあたりの逃げ以外で勝ち上がってきたお馬さんは警戒したほうが良いと思うにゃ。

予想指数は当日9時から1R発送前位の時間にアップするにゃ。
週末、あまり天気が悪くなりませんように。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?