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札幌記念(GⅡ)、期待馬と今週の予告:猫の予想指数

1.真夏の豪華レース札幌記念

今週末は札幌記念。秋に向けた初戦として使ってくる実績馬が出てくるこのレースの名前を聞くと、夏競馬の終盤に入ってきたことを実感するにゃ。
今年は小頭数とは言えGⅠ馬3頭、GⅡ馬4頭と半数以上がGⅡ以上の勝ち馬と、真夏の好勝負を期待できる好メンバーが揃ったと思うにゃ。
そんなメンバーの中、1番人気想定はGⅠ未勝利のプログノーシスになっているけれど、考えれば考えるほど固そうで、焦点は相手に何が来るかになりっそうにゃ。

2.札幌記念 レース考察と期待の3頭

直線短いけれど、コーナーが緩やかなうえコース全体の高低差が小さい平坦コースの札幌競馬場。こんなコース特性から2000mとはいえマイラー寄りの適性が求められる傾向がある札幌記念。
近年だとソダシ・ノームコア・ペルシアンナイトとマイルGⅠ馬が好走しているレース。近2年は2000mのスペシャリストが制しているけど、一昨年の勝ち馬ジャックドールは安田記念で2番手に付けて掲示板に乗れるくらいのスピードがあったお馬さん。
マイラーのイメージが無いお馬さんの場合、このレースまでにGⅠでの勝利や最低限でも連対した実績を持っていた馬が殆ど。連対馬だと去年のプログノーシスはQEⅡで2着、2着トップナイフはホープフルS2着、一昨年は勝ち馬ジャックドールが大阪杯1着、2着のパンサラッサはドバイターフ1着と功メンバーが揃う中では確固たる実績も必要。
でも、意外なくらい配当は固く収まることが少なく、実績馬が終結する割に休み明けや海外帰りとかの要素で実力と人気が乖離しやすいレース。
今年の場合、軸のプログノーシスは固そうだけど、相手には意外に中穴が飛び込みそうな気がするにゃ。
オッズはネットケイバさんの想定オッズを参考にしているにゃ。

(1)ノースブリッジ(想定オッズ8番人気 22.0倍)
今年の出走予定馬の比較をするにあたってプログノーシスとどの程度勝負できるかがカギになると考えているのだけれど、オッズ的に一番妙味ありそうなのが前走香港GⅠのQEⅡであわや3着と好走したノースブリッジ。
岩田の親父さんの好騎乗ともいえるけれど、プログノーシスに加えてロマンチックウォリアーとの好勝負は、そもそも能力がないと出来ない芸当。
上述の通り、GⅠ連対実績ではないけれど、この3着は実質連対扱いでも良いと思うし、昨年の3着馬ソーヴァリアント以上の実績持ちなのは間違いなく、プログノーシス1.6倍に対して22倍はあわよくばを狙うには十分なオッズと思うにゃ。このまま20倍超えるようなオッズなら単勝押さえたいと思うにゃ。

(2)ジオグリフ(想定オッズ5番人気 12.6倍)
期待馬2頭目は今年に入ってかなり復調してきた皐月賞馬ジオグリフ。皐月賞の後は前走安田記念まで芝・ダート・海外で2000m前後のレースを使っていたけれど、2~3歳時には札幌2歳S1着、共同通信杯2着、朝日杯FS5着と1600m~1800mで好走していて、前走久々のマイル戦となった安田記念では0.5秒差6着も、差し馬に向く展開の中で好位4番手から粘りこんだのは評価できると思うにゃ。実際ジオグリフより前に付けた3頭は2桁着順に沈んだし、何といっても、勝ち馬がロマンチックウォリアーを物差しに0.5秒差ならノースブリッジと同じくらいプログノーシスとの勝負も出来そう。
2歳時の札幌実績やドレフォン産駒と今回好走しそうな要素が複数あるので、勝ち切るまでのイメージはともかく連の相手には是非入れたいと思うにゃ。

(3)ステラヴェローチェ(想定オッズ6番人気 13.0倍)
3頭目はステラヴェローチェ。着眼点はジオグリフと同じで前走の安田記念でロマンチックウォリアー相手に善戦していたところが推せるポイント。
ジオグリフよりさらに0.2秒後ろ、0.7秒差9着だけれどもジオグリフ同様に差し馬向きの流れをジオグリフのすぐ後ろ5番手くらいに付けて直線ではロマンチックウォリアーと馬体を合わせて真っ向勝負を挑んでのもの。パトロールビデオ見ると馬体が接触してるようにも見える中、交わされた後も垂れずに粘っていたので、スムーズならもう少し着順は上だったと思うにゃ。
長期休養前は朝日杯FS2着、クラシック3冠と有馬記念全て3・4着とGⅠ実績も持っていて復調が進めば能力的にここで遜色は無いレベル。
ジオグリフ同様相手の1頭には入れたいと思うにゃ。

3.まとめと予告

今年の札幌記念、ポイントはシャフリヤールと急遽参戦することになったドゥラエレーデの扱いをどうするかというところ。
シャフリヤールは能力的にはプログノーシスと双璧レベルと見ているけれど、好走実績が2400m前後に固まっていてで2000m前後は昨年の札幌記念以外でも共同通信杯や神戸新聞杯での取りこぼしているうえ、2番人気でさらに武豊騎乗で人気しそうな状況だと買いづらくて、プログノーシス軸にすると馬券的には3連単の3列目くらいまでで、馬連からは外さざるを得ないと思うにゃ。
ドゥラエレーデに関しては来たら諦めるスタンスにゃ。確かにホープフルS勝ちはあるものの、その後の芝のレースではセントライト記念でも8着と結果が出ていない中、10倍程度のオッズではとても妙味はないにゃ。ホープフルSの時のように単勝90倍付くなら穴で一考もだけれど今回は見送りが妥当と思うにゃ。
それ以外ならトップナイフは買い、ボッケリーニとチャックネイトの金子真人HD2騎は無視できるほどでは無いけど、今回の相手の中では実績的に見劣りで買っても3連系の3列目くらいと思うにゃ。

予想指数は当日午前中にアップするにゃ。
見ていただいた方のお役に少しでも立てればうれしいにゃ。

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