安田記念考察 モレイラかモレイラ以外か、香港馬は?穴馬は?

1.モレイラか?モレイラ以外か?

今週は安田記念。週末までの天気予報は明日の水曜日以外は全て雨マークが入っている状態で、十中、八くらいは稍重より悪い馬場になりそう。東京開催も7週目に入る中で時計が出にくい馬場の一戦になる中、人気馬の中で注目はモレイラ騎乗のソウルラッシュか。稍重で4戦3勝、重で1戦1勝。やや重のうち2勝がマイラーズCと道悪実績では出走馬の中で1枚抜けているにゃ。
それ以上に鞍上のモレイラさん。
去年、5年ぶりの来日を果たしたと思ったらあれよあれよと重賞8勝、桜花賞でGⅠ制覇。あと16勝で日本通算200勝達成と日本の競馬との相性抜群なところだが、JRAの規定で来年の来日を確実にするなら今年中にJRAのGⅠで2勝が必要。
今回の短期免許が6/5までのため、決めるならこの安田記念がラストチャンス。ソウルラッシュの東京実績が4戦で最高が去年の富士Sの時のナミュールの2着。安田記念は去年9着、一昨年13着と着順は悪いものの、それぞれ、0.8秒差・0.6秒差と差は大きくなく、道悪とモレイラを武器に戴冠できる可能性は日本馬の中では1番と思うにゃ。

2.香港馬は?

今年は珍しく外国からの参戦が2頭、外国競馬はあまり詳しくない猫でも知ってるくらい、いずれも香港では最強格の実績馬。
ロマンチックウォリアーは本来は2000mが主戦場の中距離馬も、過去マイルでの勝鞍もあり、道悪になったときはマイラーよりも中距離寄りのスタミナがあるほうが好走材料になりそう。
ヴォイッジバブルにしても、香港マイル最強馬ゴールデンシックスティと好勝負を演じるレベルの実力馬。
日本より若干タフなシャティン競馬場の実績から、道悪になったとしたら相当期待値があがると思いますにゃ。
また、欧米からの遠征馬と決定的に違うのは2頭とも騙馬であること。
香港競馬は基本的に騙馬ばかりのため、将来の種牡馬としての格・箔をつけるような意識は全くなく、如何に賞金を稼ぐかのみ考えているお国柄が背景。近年参戦ほとんどなかったけれど、安田記念も過去3勝と出てきたら絶対に警戒が必要だし、ロマンチックウォリアーは今年の高松宮記念で3着好走したビクターザウィナーと同じ調教師だし、両陣営ともかなりのレベルで賞金を稼げるとの判断で参戦していると見て間違いなさそう。
相当な可能性で両馬とも勝ちを狙いに来ていると考えたほうがいいにゃ。

3.穴馬は?

今回の安田記念、基本的に道悪となると予想しているので、タフな馬場が合いそう。道悪実績等を考慮すると次の3頭はかなり上位評価が必要にゃ。

1.ステラヴェローチェ
エフフォーリア・シャフリヤールと同世代の実力馬。2年前のドバイ遠征後に1年半もの長期休養となり、昨年の富士Sで復帰。復帰直後の2戦は凡走したものの、一息入れた後の大阪城Sで久々の勝利を手にすると、GⅠ大阪杯で4着好走とかなりパフォーマンスを取り戻してきたにゃ。
勝ってきた重賞2勝、サウジアラビアRC、神戸新聞杯とも不良馬場の勝鞍。
特に、神戸新聞杯はダービー馬シャフリヤールが道悪に戸惑う中退けた実績が光るにゃ。
なんといっても道悪得意のバゴ産駒!
代表格クロノジェネシスが宝塚記念で見せた圧巻のパフォーマンスが懐かしくにゃるけど、ステラヴェローチェも引けを取らないイメージで、馬場が悪くなるほど買えるイメージ。
クラシック時の好走を見れば、良馬場の時計勝負にもある程度対応できるし、現状、想定8~10番人気で20倍前後想定なら妙味たっぷりと感じて、今回の安田記念では要注目しているにゃ。

2.ガイアフォース
2月のフェブラリーSの特大三連単馬券の一翼を担っていたお馬さん。
3歳時のセントライト記念以来勝ち星は無いものの、菊花賞以外は勝馬から1秒差以内と堅実に走っている、マイルに関しては昨年のマイラーズCでシュネルマイスターにタイム差なし2着、安田記念がソングラインの0.2秒差4着、で冒頭のフェブラリーSで3戦2着2回、4着1回。
マイル適性高いうえに、芝では稍重でのセントライト記念性制覇があり、ダートも苦にしないところを見ると、道悪でかなり評価を上げたいにゃ。
上がり33秒台前半の実績を持っており、良馬場の瞬発力勝負にある程度対応できるのでかなり期待しているにゃ。

3.その他
前述の2頭ほどではないけど、人気薄の注目馬としてあと2頭、ジオグリフとダノンスコーピオンが気になっているにゃ。
ジオグリフは2走前の中山記念で皐月賞以来の馬券内好走を果たし、続く大阪杯で5着。木村厩舎&ノーザンF&サンデーRが見放さないのも不気味でいつか完全復活しそう。そして、洋芝での札幌2歳S勝利と稍重での共同通信杯2着、ダートでの活躍馬が目立つドレフォン産駒だけに、道悪なら浮上するかもにゃ。
もう1頭がダノンスコーピオン。2年前のNHKマイルカップの覇者。それ以来凡走が続いていたところ、前走京王杯SCで4着と復調の兆しを見せたところ。この馬の注目点は厩舎。今年開業した福永祐一調教師の管理馬となって初の実戦で好走しているのだけど、ここまでの福永厩舎の成績がすごい!
なんと、複勝率45.9%で全体2位!リーディング上位のトレーナーで30%台前半の成績(勝利数トップの矢作厩舎は複勝率32%)が多い中、大健闘!転厩2戦目でより調整に磨きがかかって好走するかもしれないにゃ。

4.まとめ

基本的に道悪想定で考えているので、本命はソウルラッシュ・香港馬2頭・ステラヴェローチェ・ガイアフォースあたりから、追切・枠順見て決めようかと思っているにゃ。
思ったより天気が悪くならず良馬場となると、直近の東京でキレッキレの末脚を見せたレッドモンレーヴやフィアスプライド、昨年の安田記念2着のセリフォスあたりが浮上しそうだけど、はてさて、お天道様の機嫌はどうなることやら。
週末を楽しみに待つにゃ😼🎶

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