シリウスステークス（GⅢ）、期待馬と今週の予告：猫の予想指数

１．約2か月ぶり

ＪＲＡのダート重賞としては8/4に行われたエルムＳ・レパードＳ以来約２か月ぶりのレースとなるシリウスＳ。この２か月の間、かなりの数の交流重賞が行われているけど、古馬の中距離はなぜか行われず、この１週間だけ9/23白山大賞典、9/25日本テレビ杯、そして9/28のシリウスSと近い距離の重賞が１週間に３レーズも行われるという過密日程。
特に昨日の船橋の日本テレビ杯は別定のGⅡということもあり、今の日本のダート戦線トップレベルの４頭が出走と豪華なメンバーな一方、シリウスSはハンデ戦からか、メンバーレベルはやや物足りなく日本テレビ杯と比較してしまうと、どうしても手薄感漂うイメージ。
オメガギネスが抜けた１番人気と想定されているけれど、重賞勝利もないのに59kgとかなり重たいハンデを背負うことになっていて、荒れるムードも漂う感じにゃ。

２．シリウスステークス　レース考察と期待馬3頭

今回の出走馬の中に明確な逃げ馬がいないメンバー構成。とはいえ、1番人気オメガギネスも含め先行で結果を残してきたお馬さんが半数近くいるので、先行馬の中の相手関係としては内枠を取れたお馬さんが有利になりそうな組み合わせ。
そういう展開になるとすると、3～4コーナーで外に付けている馬が早めに動きだしそうで、そうなると結果的に中段あたりに付けているお馬さんが差し込んでくるようなイメージがするにゃ。
そして、今回はハンデ戦らしいハンデ差があり一番軽いフタイテンロック50kgから最重量ハンデはハギノアレグリアス59.5kgと実に9.5kgの差があることから、荒れる前提で検討をするのも大いにありと思うにゃ。
さて、ここから期待馬3頭を挙げていくにゃ。
オッズはネットケイバさんの想定オッズを参考にしているにゃ。

（1）ハギノアレグリアス（想定オッズ3番人気　9.9倍）
出走馬をパッと見渡した時に実績的に目立っているのがハギノアレグリアス。阪神開催だったとはいえ、昨年のシリウスSの覇者だし、交流重賞の名古屋大賞典も勝っている重賞2勝馬。
今回はハンデ頭の59.5kgを背負うわけだけど、去年のシリウスSで58.5kgを克服しているし馬格も500kg近くてあるので斤量負けの恐れは小さそう。
脚質的に、前走は出遅れただけで基本的には好位追走が自分の形だけに、中京コースとなれば内枠が欲しいところ。狙い通り引ければ持ち前の先行力で内前に付けて直線はいい勝負になりそうと思うにゃ。
オッズ的に、本当に10倍付くなら単勝勝負もアリと思うけど、そこは金曜の朝まで待つのだにゃ。

（2）ヴァンヤール（想定オッズ5番人気　15.1倍）
期待馬2頭目はヴァンヤール。
こちらは競馬好きなら覚えているであろう、幻の東海S勝馬。
去年の東海Sで今回も出走するハギノアレグリアスと当時3連勝中の上がり馬プロミストウォリアをゴール前（カラ馬の状態で）力強く差し切った実績の持ち主。
と、ふざけるのはここまで。
ちゃんと、ヤネを載せたまま走り切った次走アンタレスSでプロミストウォリアに0.1秒差2着とちゃんと実力は証明済み。
その後、10か月の休みを挟みながら5戦して3着4回と堅実に走っていて、展開一つで重賞勝ちを収めても不思議はないところ。
脚質的に好位から運ぶとは言え、やや中団よりの位置取りをすることが多く、今回、ごちゃつきそうな先団の1列後ろからレースを進めることになりそうで、やっぱり内枠を確保出来たら馬券内には入ってきそうな可能性は高いと思うにゃ。

（3）ビヨンドザファザー（想定オッズ8番人気　18.0倍）
3頭目はビヨンドザファザー。
前走、新潟のBSN賞で5着と掲示板がやっとという成績で、イマイチ目立たない成績で人気落ちしているところはあるけど、その前走3着はヴァンヤールだし、この馬は３～４コーナーで大外をぶん回す距離ロスの大きい競馬の中、ヴァンヤールからは0.4秒差だったら、もう少しうまく立ち回れば馬券内まではあったと思うにゃ。
2走前の交流重賞GⅢマーキュリーCではGⅠで2着3回の実績を持つクラウンプライドの0.1秒差2着があるとおり、実力を出し切れば重賞を勝てるだけの素地は見込めるお馬さん。
今回、先行勢多数で結果的に前目の馬の体力が削られるような展開になりそうで、前走と斤量負担が変わらないこのお馬さんも立ち回り一つでチャンスがあると思うにゃ。

３．まとめと予告

今回、重賞の勝利実績がない2頭が想定1，2番人気になっていて、結構、危うい感じがしているにゃ。特にオメガギネスは前走圧巻の1.3秒差も、2着以下のお馬さんが次走以降ほとんど好走していないので、メンバーレベルが低かったから大差のだった感もあり、これだけ人気するなら妙味は無いと思うにゃ。オメガを買うなら、より安定して能力を発揮しているハピのほうが斤量も58kgで出れることを考えると上に取りたいと思うにゃ。
実際、ハギノアレグリアスは調教も良さそうな声も出ているので、決して楽な斤量ではないけれど、実績からすれば完勝してもおかしくないし、その他に期待馬2頭にしても背負いなれた斤量でハンデによる力落ちは無いので、この辺りをうまく絡んだ好配当を狙っていきたいにゃ。

いつものとおり、予想指数は当日午前中にアップするにゃ。
見ていただいた方のお役に少しでも立てればうれしいにゃ。
久しぶりの中央のダート重賞。土曜日の午後も楽しみが待ってるにゃ。