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【Deep Dive】オープンリーグ・対人の考え方

どうも、パルルです。アンケートをとったところ想像以上に対人用の記事の需要が高いようなので、基礎考察と同時並行で書き進めようと思います。
(おそらくこの記事の方が書くこと少ないし先に投稿できるはず)

なおこの記事は【Deep Dive】に分類されています。以降チャンミ想定のレベルを大きく超えた記事にはタイトルに【Deep Dive】をつけます。
保険をかけるようですが、このレベルの内容は私自身も手探りですので誤りが含まれる可能性があります。あらかじめご了承ください。

では、オープンリーグの深層へ Let's Deep Dive!


1:正しい知識を身につける

レースの仕様や各種ステータスが影響する部分は把握しているでしょうか?
ルムマによく潜っていたり、長年オープンを続けているプレイヤーでも仕様の把握が曖昧なことが多々あります。
スキル構築やチーム編成などを考える際に土台となるのは仕様の知識ですので、「ウマ娘スクール」などである程度の仕様は理解しておきましょう。

最低限基礎と応用は理解しましょう。発展もある程度は目を通すことを推奨します。(レーン移動の細かい部分は無視しても良いと思うけど)
面倒かもしれませんが基礎知識こそ全ての土台です。

2:大会について

対人と一言でまとめましたが、当記事の対人とは主に入れ替えあり・リアルタイム形式の大会を想定した内容になっています。
該当するのは真オープン杯、天晴杯、スピネル杯など。
(真オープン杯は2024/6/25現在休止中)

【真オープン杯】主催者 木久征士様 (https://x.com/uma_masashikiku)

【天晴杯】運営 かまちょ様 (https://x.com/Orfevre37)

【天晴杯】解説 ただのぬーぶさん様 (https://x.com/hikansakura)

【スピネル杯】主催者 そら様 (https://x.com/sorasora_snow)

このルールでは戦略が非常に重要になります。
個体の完成度はもちろん大事ですが、それ以上に編成単位での勝ち方や状況対応力が問われます。参加者のレベルは野良ルムマ平均以上ですので個体の完成度だけで押し切ることは困難です。

3:個体構築

チャンミ想定との大きな違いはある程度の一貫性や火力を重視する点です。
チャンミは基本的に加速さえすれば勝てる対面が多いため、安定してそれなりの火力を出すことが重要になります。しかし対面がハイレベルな個体ばかりの環境であれば、火力の高さが重要視されます。「受けを狭めて火力を高める」基本的にはこれを意識します。

スキル構築に明確な意図を持ちましょう。さらに言えばどのような編成でどのような状況を想定した個体なのかを明確にしましょう

例えばこちらはダービー環境で私が使っていた逃げライスです。

かなりの自信作 お米最強!

大逃げ入りを前提とした構築なのは分かるかと思います。
終盤加速として採用しているのはギア、あっぱれ、セイリオスです。
また固有の発動条件が2位~5位で、セイリオスは3位~5位です。アンスキを採用していないことからも、明らかに終盤で3位から加速することを意識しています。

大逃げ/逃げ/逃げ編成で採用すること、更には対面に同じ編成を使われることを意識しています。厚めの序盤加速と斜行セットから固有の発動順位につく狙いがあります。

そして高めの賢さが目につきます。これは人気確保の狙いですね。セイリオスは3番人気以上をとることで非常に強力な加速になります。上位人気を狙うためには特に根性と賢さの偏差値を上げる必要があります。更には賢さを高めることでポジションキープを利用し中盤スキルの不足を補っています。

まとめるとこのライスは
・大逃げ採用(or対面大逃げ)前提
・上位人気を狙う
主にこの2点を意図した構築になっています。

その個体が入る編成とそれを使う状況を考えることで、自然と積むべきスキルの判断がしやすくなります。

4:対人のコツ

以下の3点を意識することが対人戦をやるうえで重要になります。

1:特定の状況に対する回答を用意する

2:分布の有利不利を把握する

3:対面の手札を把握する

順番に解説していきます。

4-1 特定の状況に対する回答を用意する

対面が使う編成、それによって形成される分布を想定し、それに対して高い勝率をとれるであろう個体や編成を用意することが重要です。
分かりやすい例を出すと、「対面差し3デバフ(追込3)」この状況で考えるべきは幸運先行前提個体の採用でしょう。
細かい構築の仕方は各自で考えてもらうとして、大方アンスキを採用した先行などが回答になるでしょう。

スタミナデバフへの対応個体の用意なども考えられます。最近はスタミナデバフが制限されることが多いですが、使用可能な条件であれば対策してないと詰みかねないです。
そもそも対人ではスピードデバフの使用が多くなる傾向にあります。スピードデバフ個体には焦りやけん制などのスタミナデバフが採用されていることも多く、相手にスタミナを削る意図がなくても自然と1スタデバ相当は削られる前提で構築をするべきです。(私はそれで重要な1レースを落としました)

また、勝ち方の引き出しを多く持つことも重要です。こればっかりは経験を積んだ方が成長につながると思いますので、大会に出てみるか解説を聞くことを推奨します。天晴杯の解説はぬーぶさんのyoutubeチャンネルに生配信のアーカイブがあります。読み合いにも触れたりしているので非常に対人の参考になります。
チャンネル (https://www.youtube.com/@user-tx1yi6zi1z)

4-2 分布の有利不利を把握する

相手の選出に対して有利を取ろうにも、分布の有利不利が分からなければ方針が定まりません。

例えばダービー環境であれば対面が逃げ6を出した場合、後ろ脚はほぼ機能しなくなります。逆に後ろ6であれば幸運先行狙いや隊列が団子になることを考慮し、火力を終盤に寄せた差しや追込などが有利でしょう。

逃げ3差し1デバフ2とかはどうでしょうか?逃げ3を出せば差しを締め出せますが、逃げ3との勝負になります。これは完成度や相性と相談することになりそうなので一概に答えは決められなさそうです。

分布に対する有利不利は直観的に判断できる場合もありますが、練習機能を使って検証し確信を持つべきです。時には直感に反する結果が出るかもしれません。それが試行回数不足によるただの偏りなのか、明確な理由があるのか判断するにはレース仕様の知識が土台になります。

1つの仮説を検証する際にざっくりとした傾向をつかむだけ(つまり直感的な仮説に相応の自信があるが一応の確認)であれば50回程度、直感的に判断できないことを検証する場合は最低100回、時間があれば200回ほど試行を行います。

これが統計学的に信用できるかは分かりませんが、流石にこれ以上回数を増やすと時間的に苦しいため、この程度回せばある程度信用できるだろうとしています。

あと当然ですが練習に入れる個体は大会基準にしてください。序盤の動きだけ見たいとかであれば条件をそろえた適当な個体でも良いですが、総合的な勝率を見たいとかであれば完成度はそろえましょう。ルムマで適当な個体を拾って練習するだけであれば、単に完成度差で勝率が決まってしまい、本来検証で求めている分布の有利不利の判断が正確なものと乖離しかねません。

4-3 対面の手札を把握する

対面がどのような個体を持っているか把握することは読み合いや選出を決める際に非常に有利に働きます。極端な話、対面の1人が後ろ脚しか育てていないという情報があれば幸運先行を通しやすくなるなどですね。
盤面の状況と対面の手札から思考を読み、次に形成されるであろう分布をある程度限定して予測することができます。
そして予測した分布に対し、有利を取るために4-1,2があるわけです。

分布1点読みの鋭い選出も悪くはないのですが、ある程度予測を外した場合への対応力も意識しておくべきでしょう。
これは個々人の作戦というか読みの精度への信頼や想定される分布のパターン、対面がどこまで論理的に思考してくるか、いわゆる読みの読みまで考えるプレイヤーなのかなど複合的な要素が絡みますので経験値で補うしかないでしょう。
難しいですがこういった読み合いこそが対人の醍醐味だと思います。

ルムマで大会常連の方と当たったら個体をメモしておくと、自然と情報が集まっていきます。私はキャラ名、脚質、メインの加速、その他特徴的な構築やスタデバ許可の場合はスタデバ耐性などをメモしています。スクショしても良いのですが管理が大変になるのでメモに留めています。

また、各大会での選出からも情報は得られます。情報は貪欲に求めましょう

5:メンタル管理

当然ですがレースには運が絡みます。選出を完全に読みきり、完成度も申し分ないレベルだとしても、出遅れや位置取りかかり,重要スキルの不発やブロックなどで理不尽な負け方は発生します。

お互いのレベルが近いので些細な乱数の差で勝ち負けは左右されます。必死で努力しても報われないことがあるかもしれません。しかしながら強者が集まる大会ですので過酷な環境になるのは必然なのです。

私は負け方を3パターンに分けて捉えています。
1つ目は準備不足による負けです。特定の状況に対する回答を用意できずに負けたり、完成度の微細な差でクビ差ハナ差で負けた場合などです。
これに関しては実力負けと判断します。

2つ目は選出負けです。読みを外し不利分布を引かされてしまった場合などですね。選出までの思考が不適切だったか主観で判断するのは困難なので、この負けをどう捉えるかは難しいです。
時には論理的な反省より精神を守るための都合の良い解釈の方が大事です。深く考えてモチベが消失するよりは仕方ないと割り切る方が良いでしょう。

3つ目は運負けです。回復不発、加速不発、ブロックなどの理不尽な要素に阻まれた場合です。もちろん選出は本当に正解だったかなど反省するべき点もあるかもしれませんが、運負けと切り捨てた方が精神的に私は良いと思います。

メンタル管理に関しては個人差があると思いますので、自分に合った方法を考えてみて下さい。このゲーム、モチベーションの維持がなりよりも難しいと思います。

最後に

対人に関して理解度が高まったでしょうか?
大会ではチャンミやルムマでは味わえないヒリついた戦いを楽しめます。自分で構築や作戦を考えるのは難しいですが、これこそオープンの醍醐味だと私は思います。

多くの方が対人に興味を持ち、理解を深め、オープン界隈がさらに活発になることを期待しております。

何か書いてしてほしいことがありましたら、コメントかこちらに連絡をください。
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