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共依存、愛情の基盤がない大人。

私は【愛】を、知りません。
愛され方も、愛し方も知らずに育ちました。
知っているのは【気に入られ方】だけ。


心理士さんから心理テストを受けたことがあります。

安心安定した愛情関係や対人関係の経験が薄かったために、常に不安定さを抱えていると推測されます(中略)いい結果を求めて頑張り続けている なぜなら、他者の高い評価を受けたいからです 〜抜粋〜

生育における情緒的な問題。
つまり、愛される為には認められなければならない。
褒めてもらわないと愛情は受けられない。
と、誤った刷り込みで生きてきてしまったことが記されていました。

私は診断を受けたばかりの頃、全くその自覚はありませんでした。
他にも、その問題点を指摘してくださる専門家は居ましたが、何の疑いもなく
知りもしない、親からの愛を信用していました。

それを、人は共依存と呼ぶ とも知らずに。

「人を世話・介護することへの愛情=依存」「愛情という名の支配=自己満足」である[4]。共依存者は、相手から依存されることに無意識のうちに自己の存在価値を見出し、そして相手をコントロールし自分の望む行動を取らせることで、自身の心の平穏を保とうとする
〜wikipediaより抜粋〜

それに気付けたのは、彼の幼少期の話や、ご両親からの突然の電話や、そのやり取りを見ていて、自分のそれとは全く違う何かがあり。

その何かが、表面を流れるものではなく
深い根を張るものである事に気が付いてしまったから。

最初は気持ち悪いと感じました。
それは、認めたくないの裏返しであったと
今は、素直に認めることが出来ます。



私の母は、癌ユーザーです。
多分10年なんて高望みな感じなんだとは思います。なにせ、リンパに転移して全身に行き渡っているから。

でも、敢えての今、長くのその呪縛が解けて

その人から本当は愛されてなかった事。
本当の私ではなく、いつも望んだ形をした私だけを褒めた事。
今もそれは変わっていない事。
その人もまた、自分に見向きもされなくなると悲劇のヒロインになって注目されたいと言う
共依存の支配を抜けていない可哀想な人生を生きている事。

全てに気付いてしまったので、自分らしさを取り戻してから、その人の死の時を迎えようと思えています。
悪しき連鎖を断ち切って、報いたいと思っています。

幸いにも私は今、ちゃんと無償の愛を受けている事に気付くことが出来たから。
偽物に未練がないのです。

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