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営業に向いているか否か

そのままのキャラで勝負できる方法はいくらでもある。誰が何を言おうと、あなた自身、そしてそのキャラを大切にして欲しい。

確かに、ビジネスパーソンは「Oさんは営業に向いている」「Kさんは営業向きじゃない」という話をしがちだが、それは単なる主観に過ぎないことが多いので、ことの真偽は怪し過ぎる。

更には、自分で「営業に向いてないんじゃないかなぁ」と思ってしまったり、仕事で何かブルーになってしまうことがあると、「自分は営業に不向きなのでは」と感じてしまったりということも少なくない。

しかし、それは100%近く誤った自己認識なので、なんのプラスも生まないどころか害にさえなってしまう。

「全国1位」の営業マンの共通点
明るく元気なキャラの営業パーソンは、一見「営業向き」に思えても、顧客の側が、そんな表面的なことより先読みのできる気の利く営業パーソンを好んでいたら、営業では成果を出すことはできないのだ。

様々な業種の「全国第1位」の営業パーソンの共通点は、ことごとく「っぽくない」人である。

「トップセールスパーソン像」に近い人が現れてホッとしたと思ったら、その人は事務局スタッフで、当人は隣の風采の上がらない営業パーソンにすら見えない人だったりする。

内向的なトップセールスがいかに多いかということと、どんなキャラでもそれを強みとして活かす方法、弱みをマイナスにしない方法がある。

どんなキャラにも強みがあるのだ。


多くのキャラを持とう

そもそも他人から判断される私達のキャラはひとつではない。

例えば、仕事では「常に受け身で、自分からは何ひとつ発言しようとしない」Mさんがカラオケにいった途端に「司会まで買って出て、歌いまくる」Mさんになっていたりする。

同じ人物のはずなのに、仕事のMさんしか知らない人はMさんを「積極性が足りない人」と思っているはずだが、カラオケでのMさんしか知らない人は逆に「とても積極的な人」と思ってしまう。

ここでは仕事上とカラオケでのMさんしか紹介していないが、親や兄弟姉妹の前ではまた違うキャラのMさんになっているかもしれない。妹さんがいるなら、彼女の前ではお兄さんキャラという可能性もある。

会社に同好会的な野球部があって元高校球児のMさんがエースで4番だったりすると、野球部内での彼は頼れるチームの柱というキャラに違いない。


キャラが1つの人は、心を病みやすい

つまり、私達1人ひとりに内在しているというか演じているキャラというものは、結構な数になるし、しかも相手との関係性で決まるという側面もある。

精神科医や心理学者は、キャラが1つの人ほど心を病みやすいという。

たった1つの「イケてない営業パーソンキャラ」なんて幻想にすぎないので、そんな単一キャラに囚われてはならない。キャラの数は多いほど良い。

そして、自分にはどんなキャラがあるのかをリストアップして、担当する顧客ごとにどのキャラがふさわしいか、あるいはマイナスにならないかという基準で当てはめてみるのだ。本来自分が持っているキャラなので、すぐに実行できる。

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