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ウーバー(Uber)

拠点:アメリカ
サービス概要:シェアリングエコノミー


世界70カ国・地域の630都市以上で利用可能な自動車配車サービスです。アプリで簡単に配車ができ、車種・乗車位置・目的地など自由に決められます。運転手が顧客を、顧客が運転手を相互評価することができ両者にとって利用しやすい仕組みです。UberEATSと呼ばれる出前サービスも登場し、利用する飲食店も増加しています。

特徴としては、一般的なタクシーの配車に加え、一般人が自分の空き時間と自家用車を使って他人を運ぶ仕組みを構築している点で、顧客が運転手を評価すると同時に、運転手も顧客を評価する「相互評価」を実施している。

世界では、タクシーにおいて「領収書を発行しない」「タクシーメーターを倒さず、法外な料金を請求しボッタクる」といった問題が多く起こっていることから、これらの問題を回避し、さらに車両オーナーにとって「簡単な小遣い稼ぎ」ができる点が受けている。しかし、既存のタクシー業界からの反発も根強く、訴訟や運輸当局から営業禁止命令を受けたり、タクシーと同等の規制を課す国、地域もある。

その後、各国の会社に事業を売却し、撤退してエグジットしている。

日本では、2013年11月より台数限定でのトライアルサービスを行い、2014年8月より東京都内全域で本格的にタクシーの配車サービスを開始。国土交通省から「自家用車による運送サービスは白タク行為に当たる」として、サービスを中止するよう指導が入り、同年3月にサービスを中止した。

Uber(ウーバー)という配車アプリをご存じですか? 一般のドライバーが空き時間と自家用車を使って行うタクシーのようなサービスです。配車の予約から決済までスマホアプリで行なうことができ、一般的なタクシー料金よりも割安なので、海外旅行の強い味方。Uberの仕組みや使える国・地域、使えない国・地域、評判、使ってみた感想、注意点など、安心してUberを海外で使うためのコツをお伝えします。

Uberとは、2009年にアメリカで誕生した自動車配車プラットフォームです。読み方は「ウーバー」。Uberのシステムをひと言で言うと、一般人が空いた時間を利用してタクシー運転手のような仕事を行い、スマホアプリを通じてマッチングした一般人が利用するというライドシェアリングサービスです。アプリで簡単に車を手配できるという手軽さが受け、近年のシェアリングエコノミーの普及とともにサービス地域を拡大。2017年3月現在、世界70ヶ国・450都市以上で展開しています(アプリは日本語にも対応)。

タクシーよりも安いと言われていますが、運転するのはプロのタクシードライバーではなく一般人ということで、不安に思う人もいるかもしれません。Uberは顧客がドライバーを評価し、ドライバーが顧客を評価する相互評価を行うシステムで、ドライバーの信頼性を担保しているのです。

海外旅行に行くと、タクシーの料金を交渉しなければならなかったり、ぼったくられたりすることも。むしろUberのほうがドライバーの身元がUber側で保証されていて、料金やルートがアプリ上で確認できクリアなので、安心して利用できるという愛用者の声もあります。

Uberのサービスエリア

Uberは日本をはじめ世界中でサービス展開を行っています。

以下の国・地域ではUberが一般的に普及しているのでおすすめです。

・アメリカ、カナダ(ホノルル、ニューヨーク、ロサンゼルス、トロントなど主要都市)
・韓国(ソウル、仁川)
・台湾(台北、台中、高雄)
・香港、マカオ
・シンガポール
・タイ(バンコク)
・マレーシア(クアラルンプール、ジョホールバル、ペナンなど主要都市)
・インドネシア(ジャカルタ、バリなど主要都市)
・フィリピン(マニラ、セブなど主要都市)
・ベトナム(ホーチミン、ハノイなど主要都市)
・オーストラリア、ニュージーランド(シドニー、メルボルン、ゴールドコーストなど主要都市)

中国やグアム、サイパンなど、使うことのできない国・エリアもあります。

Uberアプリの使い方と予約方法


Uberを利用するには、スマホが必要です。以下の手順で登録を行います。

1. スマホにアプリをインストールします。

2. アカウントを登録します。日本で登録すると割引クーポン(プロモーションコード)が日本でしか使えないので、海外でクーポンを使いたい場合は海外で登録するとよいでしょう(登録にはWi-Fi環境が必要)。初めてUberに登録する場合は、クーポンを使って無料で乗ることができることもあります。クレジット決済なので、クレジットカードの登録も必須です。
※海外で初めてUberを利用する場合は、携帯に送られる認証コードが届かない場合もあります。その際には、アプリまたはUberウェブサイトのヘルプページからUberに問い合わせる必要があります。

3. 配車するには、アプリで行き先を文字入力して検索します(Wi-Fi環境が必要)。今いる場所の近くにいる車が表示されるので、車種とドライバーを選びます。車種の下には料金の目安も表示されるので、おおまかな見積もり料金をあらかじめ知ることができます。

4. 配車する車を決めたら「ハイヤーを依頼する」ボタンから予約を行います。

5. アプリに表示された時間(7分など)が経つと、今いるところに予約したドライバーが到着します。

6. 乗車したら、行き先はすでにアプリ上で伝わっているため、改めて言葉で伝える必要はありません。アプリ上で決済が行われるため、料金を支払う必要もありません。

7. 目的地に到着したら、あとは降りるだけ。チップも不要です。

Uberを使うメリット


Uberはその手軽さと安心感で人気が高まっていますが、なんといっても便利なのは、アプリを入れておけば世界中で利用できること、クレジット決済なので現金が不要なこと。そして、料金が明確でタクシーより安いことが挙げられます。チップの心配がいらないのも嬉しい点ですね。

通るルートは自分のアプリだけでなく、ドライバーが使うドライバー用アプリ(カーナビとして利用)でも表示されるので、変なところに連れて行かれないかな、高額請求されたらどうしよう……という不安もありません。

厳しい評価システムでドライバーの質が保たれているため、知らない人の車に乗るという不安も解消できます。また、相互評価制度で乗客も評価されるので、ドライバー自身も守られているそうです。

また、Uberのウェブサイトによると、すべてのドライブGPSデータが記録されており、誰が乗っていて、誰が運転しているか分かる仕組みになっているそう。

Uberを使うときの注意点


このようにとても便利なUberですが、トラブルなく利用するにはいくつか注意すべき点があります。

当たり前ですが、スマホがないと使えません。また、電池切れ、Wi-Fi環境がないと使えません。

車を予約するときは、ドライバーの評価も確認しておきましょう。また、車によって収容人数が異なるので、複数人で乗るときは人数制限も確認しておくことをおすすめします。

ドライバーが現地に現れないときは、直接連絡を取る必要が出てくることもあります(Uberにクレーム・問い合わせをすることもできます)。基本的にはアプリ内で完結するサービスですが、もしものときはドライバーと英語でコミュニケーションを取れるくらいの英語力は必要。

行き先は地図から検索するのではなく、文字で入力する必要があるので、住所や固有名詞ははっきりとわかっておく必要があります(スポット名をカタカナで入力することは可能です)。タクシーと違い、乗りながら「次の角を右に曲がって、そこで下ろして」といったことができません。自分で行き先を間違えて登録したら、間違った行き先に連れて行かれてしまいますので気をつけてください。

Uberのサービスは安心して使える便利なものですが、相手のドライバーは人間なのでトラブルが絶対にないとは言い切れません。

シートベルトを締める、ドライバーに丁寧に応対する、ひとり旅の場合は助手席ではなく後部座席に乗るなど、通常のタクシー利用の際と同様の注意事項を念頭に置いて利用することをおすすめします。


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