第二印象がこわい件

お盆ということで義実家にお邪魔してきた。ごく短時間だったがとても疲れた。

悪い人たちでは決してなく、むしろとても温かく優しく、100%の善意を持ってよそ者の私に接してくれているのがわかる。たくさん野菜とかジャムとかくれる。


話はそれるが、私は人間関係で一番得意(気が楽)なのが初対面の人と話すことだ。

そしていちばん苦手(気を使う)のが初対面だった人と後日もう一度会うことだ。


義実家に行ったことはそんなに多くなく、割とがっつり会ったのは結婚式以来。

つまり、「後者」の状況に限りなく近いということだ。結婚式ではなんとか調子を合わせて適当にやりすごすことができたが、それはそれ。

「初対面の次」が苦手な理由がいくつかあり、まずは私の人に対しての記憶力がとても低いから。名前とか文字と照らし合わせないと認識できない。関係性とかもう把握できるわけがない。

もちろん初回で喋ったことも全然覚えていない(どんなにその場が盛り上がったとしても)

恐らく相手からすると「この前あんなに意気投合したのに今回はよそよそしいな」という感じかもしれない。

あとは「もう後には引けない感」が勝手に私を追い詰める。初回は合うか合わないかなんてわからないし、どんな人かもわからない。盛上ならければそれでサヨナラで関係が切れる。

ただ私の場合は初回に無理に合わせちゃうことで次回につなげてしまう。これは本当に厄介だし、相手からしても意味がわからないと思う。

「二回目」に会ってしまうともう切れるタイミングが難しくなる。例えその人が苦手とか嫌いじゃない場合でもこの葛藤みたいなものは消えない。


そんなこんなで、
①初対面じゃない
②名前とか関係性を覚えていない
③これから関係性を保っていなかければいけない

と三拍子揃った義実家はとても消耗するのである。

基本的に実家でも他人行儀なので、「実家みたいにくつろいでね」もわからない。家のようにくつろぐというならずっと寝ていることになるし、他人と空間を共にしている時間内にくつろげることはほぼない。

なので自分の時間がなければ衰弱死してしまうだろう。

そんなこんなで、人間関係はむずかしい。
なんだかんだSNSは楽だな。

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