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知らないうちに変わる

 2024年8月18日、日曜日。
今日も酷暑。につき、木工所へ行くのはお休みにして、家の雑事を片付ける。子どもさんも、旦那さんもそれぞれに都合がある為に最近は一緒の時間を取ることが難しく、今日のように一緒にいられる時に必要なことを一気に済ませる必要があります。

 必要なことではないですが、8月上旬に花火大会を観覧に行きました。
子どもさんが小さい時は、折を見て何度か観覧していたものですが、成長してからは夏の暑さと観覧客の多さも相まって足が遠のいていました。

が、春先に思い立って有料席のチケットを購入して、会場で楽しむという企画を提案していたのでした。暑さも・人混みも苦手でではありますが、子どもさんと共に過ごせる時間にもリミットがありますから、思い出作りというのとは違いますが、一緒の体験を得ようと考えたのです。

 花火が始まるまでの、ゆったりとした時間の変化を楽しみながら、時間になり花火大会が始まると、驚きの連続で時はあっという間に過ぎました。

音楽に合わせて、華麗に打ちあがる様々な花火の統率の取れた動きも素晴らしかったのですが、初めて見る花火の種類もあり、十数年の時の流れを痛感しました。

帰りの道を辿りながら、子どもさんの言葉にも成長を感じました。
「とにかく綺麗で、楽しかったのだけれども、途中からは花火を打ち上げる人や作る人を思い・想像すると涙が出てきた。」
というのです。小さい頃から良い感性を持っているとは思っていましたが、それがより深化し、繊細な部分も増えたと気づかされました。

 人であれ、ものであれ、事象であれ、つい一方向の視点で簡略的に捉えがちだったり、疲れていてはそれすら止めてしまい塞ぎこんでしまうこともありますが、そうして「知らない」うちに変わったことを感じず過ぎ去ってしまうのも最近は惜しく思います。

 ですから時には、面倒くさい気持ちを抑えて、新しいと感じられる体験もしたいものです。

頂いたサポートは、木の小物を作る際の資金にさせてもらいます('ω')