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1人あたりのプロジェクト数を限定して、持続可能な利益を出し続けたい

コンサルティング事業の売上方程式は、

プロジェクト数 × 平均顧客単価 × 継続率

と捉えることができます。

より多くの利益を出すためには、普通に考えるとコンサルタントの1人当たりプロジェクト数を増やすことが重要です。

月額50万円のプロジェクトを5個対応していたら年間3,000万円の売上、10個対応していたら6,000万円の売上を作ることができます。

効率化・標準化を行い、案件にかける稼働工数を下げることで1人当たりプロジェクト数を増やすのも事業戦略としてはありです。

ただ、LANYとしては "1人当たりプロジェクト数はなるべく抑えて" 利益を出していきたいと考えています。

LANY創業当時は、私自身もコンサルタントとして10個以上のプロジェクトを同時並行で持っていた時期がありました。

当時は「健康で文化的な生活」はできていませんでしたし、1プロジェクト当たりにかけられる時間も熱量も足りず、自分自身が出せる最大限のパフォーマンスを返しきれていなかったと思います。

※当時は、現在の5分の1くらいの単価だったので多めに見てください...

1人当たりプロジェクト数を増やして、メンバーが健康で文化的な生活が送れなくなるのはそもそも法律的にNGです。また、満足のいく稼働量と熱量を提供できずに成果貢献できなくてもいけません。

であれば、1人当たりプロジェクト数を「成果にコミットし切れる上限数」に絞り、その制約の中で利益を出すために工夫をして行った方が良いと考えています。

個人的な経験から、稼働量(HP)とプロジェクトへの熱量(MP)の両方を満足いく量で注げるのは、最大でも7プロジェクト程度、現実的には5プロジェクトまでです。

その経験を元に、LANYでは1人当たり5プロジェクト以上を同時並行で担当しないルールを設けています。

5プロジェクトに制限することで、シンプルに考えると1人当たりの売上・利益は下がり、結果的に会社としての売上・利益も下がります。

ただし、1人当たりのプロジェクト数を限定することによって、各プロジェクトでより大きな成果を出すことができれば、勝手に利益は創出されるとも考えています。

成果が出ることで、利益が創出される仕組み
  • 継続に繋がる

  • アップセル/クロスセルが決定しやすくなり、顧客単価が上がる

  • 成功事例としてコンテンツ化でき、新規案件獲得コストが下がる

  • お客様をご紹介いただけて、新規案件獲得コストが下がる

1人当たりの対応プロジェクト数を限定して各プロジェクトに本気で向き合うことが、最終的な事業利益に繋がると信じています。

LANYとしては、目の前のお客様に十分な時間と熱量を持って接することができる量に1人当たりプロジェクト数を限定して、今後も成果貢献し続けたいです。

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