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再開。

予定の時刻よりも1時間早く着いてしまった。
ちょうど目の前に、ドトールの6時半開店を待つ3、4名の列がみえる。
時間潰しにちょうどいい。そう思いながら最後尾に並ぶ。

すっかりnoteから遠ざかってしまった。
「いろいろと忙しかったから」と一言で済ませたいところだが、
振り返るとそういう訳でもない。
ざっくり言うと、自分なりに頑張って書いていたが、少し疲れたと
いうことだったのかもしれない。

前に並んでいた男性2人は、どちらもアイスコーヒーをオーダーし、
受け取るとさっさと席へ散っていった。
その後の女性2人組は、なぜかオーダーせずに、席の確保に行って
しまった。
いつもの習慣なのだろうか。
開店直後なので、席はいくらでも空いているというのに。

さて、自分のオーダーの順番が回ってきた。
「450円のモーニングセットA、ブレンドで。」
「‥‥モーニングセットAですね?」
店員が、眼鏡の奥の愛想のない視線ともに、抑揚のない声で繰り返した。
コーヒーを注いでこちらへ渡すと、奥のキッキンカウンターへ移って
タマゴハムサンドを作り出した。
開店直後のワンオペ。後ろを振り返ると4、5名の列が出来てしまっていた。
ここは空気読んで、コーヒーだけにするべきだったか。

巷にはいろいろなコンテンツが溢れており、それらを視聴していると
時間があっという間に過ぎ去ってしまう。いくらあっても足りない。
YouTube、InstagramDAZN、Amazon Primes
どれも手放せない。しかし、視聴時間のコントロールは必要だ。
ここのところ、それらを見るのが楽しくて、いささか時間を浪費して
しまったように思う。

コーヒーを一口飲み、タマゴハムサンドを頬張る。
タマゴとハムの黄金コンビ。塩味がすぅっと心地よく舌を撫ぜていく。
新鮮なレタスのシャキシャキ感が心地よい。
ワンオペ店員は、愛想や表情とはうらはらに、良い仕事をしている。
そう思いながら、レジカウンターの方に目をやると、いつの間にか店員が
2人になっていた。
遅刻しちゃったのだろうか。
そういう目でみてしまうと、後から来た店員の顔が「やってしまった」
という冴えない表情をしているように見えてくる。

稚拙ながらも文章を作成していると、それなりに上達してくる。
逆に、止めてしまうと劣化してしまう。
一歩でも半歩でも前進すること、継続することが大事だ。

隣りの女性3人組の会話が盛り上がったようで、「わぁっ」と
笑い声が起こり、それによって我に返った。
気づけば、店内はほぼ満席となり、まだ後からの客が列になって待っている。

すこしずつ、休みながらでも続けて行こう。
その想いを携えながら、空気を読んで、満席に近いドトールをあとにした。