富士通ゼネラル、パロマに買収される
「ゼネラル」つまり「総合電機」とは名乗ってるけど実は80%がエアコンで売ってる会社。つまり「ノクリア」で売ってる会社。しかしこれでもって名実ともにまた1つ日本の電機産業が消えます。
パロマは「機械産業」(つまり給湯器、ガスコンロ)であって電気産業ではないので。もっとも1988年にパロマはアメリカ企業リームを買収してるのでもはや主力産業は業務用エアコン事業で給湯器事業(祖業)はおまけなのかもしれないけど。
それにしてもパロマって富士通ゼネラルの3倍の規模を持ってたんですね。ちょっと恥じゃないですかね、富士通ゼネラル。仮にも「ゼネラル」って名乗っててだよ?ちなみにパロマは小林家の一族企業で上場してません。いいんでしょうかね。
それともういい加減に実態に合ってないので「パロマリーム」とHDの下でも名乗ってほしいですね。
なお富士通ゼネラルは元から富士通ではなく「ゼネラル」という電気産業の企業を富士通が1984年に買ったものである。ということはもしかしたら新社名は「パロマゼネラル」なのかもしれない。いや……もしかしたらパロマ的に空調事業だけが欲しいから「日本リーム」という社名・商標になるのかもしれないけど。
だって米国は物価も賃金も3倍。ということは日本本社かつ本体のパロマよりもリームの方がずっと大きいはずだ。ということはパロマって会社はバブル期にいい買い物したんだね。日本では空調事業を展開してないけど。
なお富士通ゼネラルは冷蔵庫事業撤退、テレビ事業撤退と散々な目に遭ったうえで富士通グループからようやく脱した、ともいえるのかもしれない。