2024年問題を解決するには結局鉄道貨物しかない

なのでね1970年代に進展した「クルマ社会」自体がおかしくて、トラックドライバーの過酷な労働環境、薄給の状況を見ればいずれこうなることは眼に見えてたので安易に地方交通線や地方鉄道を「廃線」にしてはいけなかったんです。

・鉄道貨物は能率がいい
・トラック輸送は効率がいい

我が国はここで「効率」を選んでしまった。要は目先の便利さを選んだのです。実はですね目先の便利さを選んでも1円のGDPの付加価値も生みません。だって、サービスのたたき売りだもん。

逆に能率はエネルギーを最小限で運ぶかというものであって特にセメント鉱山に言えますがトラック輸送に切り替えるとか馬鹿の筆頭です。これは工場製品の出荷にも言えます。

なお海外の鉄道の収入は貨物9:旅客1です。韓国と中国と台湾はともかく。
それが日本・韓国・台湾は旅客9:貨物1というCO2まき散らし放題でトラックドライバーを潰すだけというあほなことをやってしまったのです。特に長距離輸送というのは鉄道・船が適しており特に速さという面では鉄道ほど勝っているものはありません。なお航空運輸はまだ航空運賃が荷物でも高いので実は適しておりません。

なので中国は「貨物新幹線」という最高時速350kmで運ぶ世界最先端の輸送システムを構築しました。それどころか海南省では「無人ガンドリークレーン」というとんでもないものを作りました。


実はこれ2021年の記事なんですよ。もう商業化して2年。なんで日本は隣の中国の事に無関心なんでしょう。中国が日本の新幹線をマネした?

中華人民共和国の新幹線はとっくに「はやて」(JR東日本E2系)をベースにした2002年の日本の技術なんてとっくの昔から使ってねえよ(※高速鉄道車両の寿命は約20年です)。とっくに中国はオリジナルの技術と発明を使ってるんだ。アメリカ人ですらもこの中国の「貨物新幹線」の意味が分かって無いというのがなんとも悲しい事実だが。そう、アメリカの場合は航空貨物で軽油使い放題・CO2まき散らし放題なのです。アメリカはアメリカでおかしい国でなんと高速鉄道が1本もない航空依存国家です。

フランスは違いますがね。TGVというものがあって鉄道貨物もやってるのです。しかし日本はTGVすらも見ないおめでたい国なので2024年問題でよりオワコンになるでしょう。なおフランスはあまり電気代を気にせずハイパワー運行です。ハイパワーで鉄道貨物を高速運行します。TGVすげー。


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