武田真一アナウンサーに敬意を表する

武田真一元NHKアナウンサーの祖父が勝手に靖国に祀られたんだって。それも給与を遅延しながら。しかも召集令状を3回も受けて殉死です。ちなみに最後はレイテ戦で殉死です。あのレイテ戦記のレイテ、ですよ?そして勝手に靖国に英霊として祭られたそうです。そんなの憎んで当たり前です。武田アナがどんな宗教を信じているか分かりませんが、NHK時代には言えなかったでしょう。

そしてこの発言をツイッター(現・『X』)で叩くネトウヨの心情が分かりません。父は国のために戦ったんだ!とか言ってますがそもそも祖父自体が3回も召集令状を受け絶望していることから見るとうれしげに戦場に行ったとはとても思えませんし、武田真一氏以外の武田家も多分同じ気持ちでしょう。だいたい熱心な仏教徒だったのに勝手に靖国に合祀されて怒るのがいつものパターンです。

私はGHQが当初の計画通りに靖国をドックラン場に変えた方が良かったと考えております。それを止めたのは当時のローマ教皇なのです。「慰霊者を祀る場をたとえ異教の地であっても犯してはならぬ」と。でもカトリック信者であっても勝手に靖国神社に合祀されていた事実を当時のローマ教皇は知ってたのですかね? アメリカはカトリックの国ではなくプロテスタントの国ですがそれでもイタリア系・アイルランド系・ポーランド系を中心にカトリック系移民は大勢いましたからいくらアメリカ合衆国と言えども教皇の御言葉には逆らえなかったのです。

そしてこれが今日の靖国問題のすべての元凶です。

※元記事は靖国関連の書き込みを削除して配慮していますが原文には残っております。また個人の信条ですので赤の他人が匿名どうこう言うのは間違っています。卑怯です。

武田アナは二階幹事長へ「政府の対策は十分なのか。更に手を打つことがあるとすれば何が必要か」と質問。すると二階幹事長は「それじゃあ、他の政党に何が出来ますか?他の政治家に何ができますか?今、全力を尽くしてやっているじゃないですか」と答え「いちいちそんな、ケチをつけるものじゃないですよ。与党になっていればいい時ばかりじゃない。いかなる時も与党は与党としての責務を果たさなければいけない。それが与党の責任」と語った。

これが武田アナの「左遷」になったのではないかと言われるインタビュー

残念なことににNHKって公共放送という形にして国営放送にしないことで国家権力に立ち向かえる放送局にしたはずですがエグゼクティブアナウンサーと言えども安倍政権をちょっとだけ非難しただけでこのように大阪に左遷するという言論の自由の無い国に堕ちました。それから定年からあと6年というとこまで来たのに武田アナはフリーとなりNHKを退社して日テレのワイドショーのMCとなったのです。「DayDay」は朝9時から11時10分という「誰も見ないんじゃね?」という朝遅時間帯のワイドショーなのでそれを考えると話題作りというだけでも大成功と言えるのではないでしょうか。ただし日テレ的には自民とべったりのテレビ局なので突然「放送終了」(表向きは低視聴率ということにして)ということもありえるのであと年金支給年齢まで9年どうやって生きるかが武田アナの試練というか苦悩でしょう。我が国はここまで言論の自由の無い国なのです。自覚してください。さすが報道の自由65位の国です。

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