NTTという企業はかつて「GAFA」的存在だった。

それも世界が羨むほどの。ちなみに冗談抜きで世界時価総額世界1位の企業、それが日本電信電話です。まだインターネットが無かった時代、なんとNTTは近所のグルメ、カラオケ、文化センターに至るまで電話を掛けるとオペレーターが(ハローページのデータベースに基づいて)情報提供できる「ハローダイヤル」というサービスまでやっていたのです。つまりヤフーやグーグルが出来る前の世界の「検索エンジン」の王者は日本電信電話つまりNTTだったのです。

1989年 NTT ハローダイヤル

僕はいつもハローダイヤルN・T・T!

ということでこんな教育されたオペレーターなんて米国では出来なかったんですよ。つまり後期近代工業社会の頂点に居たわけだね、当時の日本は。それを手動ではなく全自動で水平産業になったらという事が平成元年では考えられなかった。それが当時の世界1位の企業、NTTです。

もちろんNTTだってインターネット登場後は検索エンジンポータルサイトを作ったのですよ。gooと言って。だけど所詮日本ローカルではグローバル経済では通用しなかった。

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