景気のいい時代はこういうCMが流れて来る

これ見たことありますか?


で、ちなみにこれが「オヤジギャル」って奴です。

当時は「部長のおごりで」なんて当たり前でしたね。これ1990年のCMで『クイズ!ショーバイ・ショーバイ』で流れたCMですから32年前です。

つまりもう日本人は約31年も「好景気って何?」状態です。

※バブル景気は日銀が1991年2月までと認定しています

ちなみにたぶんですがこいつら終電逃したって会社のタク券使ってましたよ。そういう時代です。

経済成長率を見てみましょう

1987年 4.73%

1988年 6.79%

1989年 4.86%

1990年 4.89%

1991年 3.42%

5年平均 4.94%

特に1988年を見てください約+7%もの高度成長を実現しています。おそらく2020年基準でGDPを再計算したら著作権許諾料、特許収入、研究投資額なども入って+10%台になるはずです。つまりもう第二高度成長時代ともいっていい時代がたった5年ですけどあったんです。

そりゃ「終電あきらめ おえっ! おえっ!」ってなるわな。

夫のボーナス額よりも多くて「娘の給料袋が札束で立った」なんていうのが当たり前になります。

で、社会学はお金を見る学問じゃないですよね。人が自信にあるれる時代の服装みてください。ギラギラです。

そもそも眉毛が太いです。本当に個性を出してます。ちゃんと「自信」というものが服装に出ます!

これCM上の演出じゃないですよ。本当に東京都市圏や大阪都市圏にはこういう服装の娘が当時ざらにいたんです。

好景気になると「大人」を演出する 自信があるから

不景気になると「子供」を演出する 癒されたいから

不景気の時代は「アイドル」が売れるんです。アイドルに仮託して自分もヒーロー・ヒロインになるという内向き志向になります。

衰退国という次元になるとバーチャルキャラ全盛になって現実を捨てます。現実が苦しいからバーチャルの世界に逃げます。

好景気の時代をご覧ください。海外旅行、ゴルフ、車、スキーと現実で楽しいことだらけです。バーチャルキャラなんて見向きもしません。

なので、見事に一致するわけです。いかに日本が異常なのかを。バーチャルチューバーというのは社会学的に「社会病理」なんですね。

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