落ち目の国って音楽で「人間くさい」音楽が出せなくなる。

これ何度も言った気がする。それではこちらをお聞きください。「ADブギ」で有名ですよね。

1991年 ほっとけないよ

どうですか?今の音楽ランキングと比べて。とっても

人間臭い

ですね。それが上り調子の時代の音楽です。落ち目の国の音楽は空虚になるか軍歌調になって「オワコン」になるのです。今の音楽ランキングを流し聞きしました。握手券商法で荒らした音楽文化を再生するって本当に困難なんですね。アニソンだらけですよ。つまり「アニソンBGM」から再起する羽目になるほど空虚なんです。

戦前の場合は軍歌調でオワコンになり戦後に人間臭さを取り戻すのに約2年位かかってます。赤いりんごとかでは逆に悲壮感がただようのです。そこまで極端ではないけど「見えない内戦」を我が国は約30年も続けた結果音楽もぼぼほぼ人間性を喪失したのです。だって「ほっとけないよ」って歌詞に出てこないじゃん。これ隣の人つまり社会の近隣の人も「ほっとけないよ」なんですよ。もう自分の事しか考えられなくなった証拠なんですよねえ、今の音楽。

それが、平成3年と令和6年の音楽の「差」です。


人波みの中 ただ 立ち尽くしてる
君は 壊れそうで 悲しすぎて
同じ痛みを 隠したまま
ほっとけないよ 君を 早く 強く だきしめたい
ほっとけないよ 愛を 濡れた瞳 忘れる日まで

人間の痛みをちゃんと表している。当時の若年者はそれだけ「大人」だった

私はいい加減に「平成音楽史」という項目でも「平成という時代は音楽でも『人間性』を平成後期から失ってしまった」と記述せねばあかんかなと思ってます。ちなみに人間性って言葉は「上司」だの「強者」だのに忖度するゴミ人間のやる事じゃないからな。こんな奴を「人間性がある」とか言い出したら本気でもう海外に移民する準備をしないといけないですねぇ。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?