消える駅の時計。「衰退国」ってそういう事

JRが駅の時計を撤去し始めたんですって。表向きはスマホの普及。おかしくね?スマホなんて2012年ごろにはとっくに普及してたわ。駅の時計は自分がしてる腕時計と本当の時間があってるかの確認アイテム。


そうやって、「公共」がまた1つ消えていくんだね。

そもそも駅の時計は「到着表示の時刻が本当かどうか」を確認するアイテムでもある。特に直通運転が広がった首都圏では「遅延」が当たり前にあるので数分の遅延は命取りになる。

つまりこの国は駅に時計すら置けない。時計のメンテナンス代すらケチるほどの衰退国になったという事。

というか発電事業やらねえのかな?

そもそもJR東日本って自社発電設備を持ってねえか?

つまり首都圏が停電を起こしても運行に支障をきたさない様に発電所を持ってるわけで売電事業で人口減少分の減収をカバーできないのか?コロナ禍で逆に電気消費量は増えている。何でこういう事も考えられないのか。なんでお客様のサービスをケチるのか。逆だろう。増収策を考えるのが民間企業だろう。もう『国鉄』じゃねえんだしさ。

まあ、まだJR東日本の場合は時計の撤去だけで済んでるけどJR北海道とJR四国に至っては駅舎とレールの撤去が待ってますので。人口減少ってそういう事。その時「国鉄を民営化しなければよかった」と言っても手遅れなのである。

「公共」ってどういう意味なのかよく考えよう。

「ユニバーサルサービス」って、何?

「アクセス権」って、何?

「交通弱者」って考えたことある?

「なんで荷物車復活しないの?宅配業者の地獄を知ってる?ECサービスなんて駅に受け取りに行けばいいじゃん」

「てめえだけがいい」って発想が衰退国にしたんだよ。

一度廃線したら元に戻らねえよ。

時計だけかと思ったら大間違いだぞ。ゴミ箱も撤去、水飲み場も撤去。そのうち「ベンチ」も撤去だぞ。たぶんな。

そして今後は架線柱を撤去。ディーゼル車や蓄電池車に格下げ、もちろんワンマン2両なんて現実が待ってるだろう。せっかく電化した喜多方~会津若松は電化設備を撤去する。

電化設備が残っても旅客用はディーゼル車という路線が既に出てる。肥薩おれんじ鉄道やえちごトキめき鉄道などである。今後電車→ディーゼルの格下げ地獄が日本に待っていることだろう。鉄道設備とは乗ってくれる人が少ないとただの負債になってしまうのである。何のための電化設備かと言えばJR貨物用の電化設備なのである。もう電気代とメンテナンス代すら払えないのだ。


衰退国日本!

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