侮辱罪厳罰化に反対

侮辱罪厳罰化法案が審議されている。そこで、質問。

選挙演説に来た安倍元総理に「嘘つきは国会議員を辞職すべきだ!」というプラカードを掲げたら、侮辱罪で逮捕されますか

プラカード掲げるだけではなく「辞職すべきだ!」と声を上げたら逮捕されますか

演説を動画で撮影し「嘘つき総理は国会議員を辞めるべきだ」というコメント共にSNSにアップしたら逮捕されますか

今、これを政府に聞いても、警察に聞いても、その答えは返ってこないだろう。国会の審議で同様の質問に対して、「具体的な事例の犯罪の成否についてお答えをすることは差し控えたい」と政府側は繰り返したからだ。

SNS時代に、誰もが容易に政府の法案や政策に対する意見表明ができるようになり、実際にその声が大きくなって、検察庁法改正案、入管法改正案が廃案となった。一方で、今後侮辱罪が厳罰化されたとして、何が侮辱にあたるのか基準が曖昧なままでは、表現が侮辱だと決め付けられ、逮捕されることを心配して、意見表明を控える人が多くなるのは当然だろう。多くの人が知らない間に表現の自由が侵害されようとしている。
侮辱罪厳罰化の真の狙いは何なのか、自分のこととして考えなければならない。

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