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「一年3セットの服で生きる」を読んでコンセプトについて考える2

前回の記事では、キーワードが足りない、特に役割になる部分が足りないというところで終わっていました。
ここで唐突に発表するのですが、自問自答ファッション講座を受けてあきやさんからいただいたコンセプトには、なんと2つも職業名が入っていました。
「言語の謎を解き明かす探偵🔎翻訳家」です。
今まで明らかにしていなかったのは、「自分にはもったいないようなコンセプトだなぁ」と思っていたからでした。まず、探偵といえばホームズですが(少なくとも私にとっては)、とてもとてもホームズのような推理力があるわけではない。翻訳家の方も、私が仕事としてしていたのは産業翻訳なので職業名としては「翻訳者」だし、自分の名前が出るようなものを訳したこともない。しかも離れてから随分長く、今はたまにオンラインの翻訳講座を受けるぐらいです。この状況にこのコンセプトはもったいないだろうというのが、私の正直な気持ちでした。

ホームズのことは好きなのに、ホームズみたいになりたい気持ちには蓋をしていたし、英語はある意味「当たり前にできること(後、もっとできる人がいっぱいいるし💦)」と顧みていないところがありました。講座の時、ホームズの話は好きな本のところでちょっとしただけだったし、今まで何にお金を使ってきましたか?という質問には「洋服と本」と答え、間違いなく時間とお金を使ってきたベスト1になるはずの英語を入れることは全く気付かず、あきやさんにツッコまれる始末😅

でも、「翻訳のどういうところが好きですか?」という質問に「なかなかいい訳語が見つからない時にいろいろ考えてばっちりハマるものを見つけた時が楽しい」と答え、そこが私ならではの答えということで上のコンセプトにつながりました。思えば翻訳会社で働いていた頃、「英語が出来る=翻訳が出来る」じゃないことを思い知らされたのですが、謎解きが好きじゃない人は英語(や他の外国語)を自分で使う分には良くても、翻訳はなかなか上達しにくいのかもしれないということにこの時初めて気付きました。

とにかく講座後は、2つの職業名が入った贅沢な(?)コンセプトを意識しながら生きてきました。でも、講座後2年経ち、自問自答ガールズが自分で考えてしっくりくるコンセプトを発表している様子を見ているうちに、自分で考えてアップデートしたくなりました。そんなタイミングであきやさんの本が出版され、今考えるしかない!となり、前回のキーワード出しをしたわけです。

前回書いた後に、忘れていた大事なキーワードがあったことを思い出しました。それは「本質的」です。本質をとらえること、それを言語化すること、さらにはそれをズバッと指摘したいというのも実はあります。でも「毒舌」とは思われたくないという気持ちがあるため、糖衣が必要になります。私の場合「爽やか」というイメージをそのために求めていたところがありました。本当にキーワードとして好きなのは「爽やか」よりも「颯爽」の方だなと、今回キーワードについて考えてみて気付きました。軽やかに現れて謎を解き明かし、颯爽と去っていく感じが理想なのです。

疑問を解決して喜ばれると嬉しい。
好奇心の赴くまま謎解きを楽しみ、時に人の役に立ったりしながら、生きていきたい。

結局のところ、職業としてはどうなるの?やっぱり探偵?というところから進まなくなり、困った私はその様子をそのままTwitterに投げかけました(←泣きついたと言ってもいいかもしれない😅)。

本当に有難いことに自問自答ガールズからいろいろとヒントを頂けたので、それをもとにもう少しコンセプト探しの旅が続けられそうです。


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