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Landrockと鏡音リン・レンの意外な関係性

この記事は、 大学ボカロ部 Advent Calendar 2020(https://adventar.org/calendars/5095) の20日目の記事です。

皆さんこんにちは、鏡音マスターズユニット "Landrock" の「GRALE」です。マジカルミライ2020大阪および東京にご参加された方はお疲れ様でございました。各々感じるところがあったとは思いますが、また次のミライで会いましょう!!

さて本題に入ります。2度目のブログとなる今回は「鏡音リン・レン13周年記念」ということで『私たちLandrockと鏡音リン・レンの意外な関係性』について話していこうと思います。この記事を読んでいただければLandrockが "鏡音マスターズユニット" である理由が分かるとともに「Landrockにとって鏡音リン・レンはどういう存在なのか」を知っていただけると思います。それでは始めましょう。


1. 関係性① 「どちらも2人1セット限定」

Landrockは、CASCADEとGRALEの2人の人物による "鏡音マスターズユニット" です。 "鏡音マスターズユニット" ...それって一体どんなユニットなんだ?と疑問を持ったこともあるかと思います。ざっくりと申し上げますと「主に鏡音リン・レンを起用した曲を作るユニット」のことなのですが、これではあまりに抽象的すぎてどういうことなのかいまいち分かりませんよね。ですので、この "鏡音マスターズユニット" についてもう少し具体的に説明したいと思います。

通常ボカロPといえば1人が作詞・作曲を行い、ボカロもその1人が調声します。鏡音リン・レンは「鏡音リンと鏡音レンの2人1セット」という特殊なボカロですが、1人のボカロPが2人同時に調声を行うことは(デュエット曲でない限りは)事実上不可能なので、鏡音リン・レンのような「2人1セット」のボカロの場合、一方が調声されている間もう一方は放ったらかしという現象がどうしても発生してしまいます。こうなると2人の仲に不公平感が生じてしまい、たった1人のボカロPをめぐって互いに喧嘩する(実際に起こることはありませんが)かもしれません。この "不公平感" を完全に消し去るには "2人以上で活動しているボカロP" が必要になります。それを「ボカロPユニット」と呼ぶのですが、「ボカロPユニット」という呼称は2人以上で活動するボカロPであればどんなユニットでも使えるため、「ボカロPユニット」という呼称での活動では先ほどの "不公平感" を完全に消し去ることはできません。 "2人1セット限定" かつ "それぞれでボカロを調声することができる" 、そういったボカロPユニットこそが今ここで求められているボカロPユニットなのです。その中でも「主に "鏡音リン・レン" を調声し2人1セット限定で活動するユニット」、それが "鏡音マスターズユニット" です。従って、"鏡音マスターズユニット" とは【主に鏡音リン・レンを起用した曲を作り、鏡音リンと鏡音レンを各々歌わせることのできる2人1セット限定のボカロPユニット】

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Landrockの場合鏡音リンにはCASCADEが、鏡音レンにはGRALEが対応します(即ち「CASCADEが鏡音リンを歌わせている間鏡音レンはGRALEが面倒を見る」「GRALEが鏡音レンを歌わせている間鏡音リンはCASCADEが面倒を見る」 )。2人が各々対応するからリンとレンの間の不公平感は完全に消し去られています。鏡音リン・レンもLandrockも2人1セット、Landrockの曲作りの原点の1つです。これを象徴した曲がLandrockオリジナル曲「Front And Back」です(曲自体は2015年のものですが、データ事情により現在再現中ですのでお待ちください)。


2. 関係性②「互いにフォローし合う関係」

鏡音リン・レンの特徴の1つに、「鏡音リンで歌わせた曲は鏡音レンでも歌える」「鏡音レンで歌わせた曲は鏡音リンでも歌える」というものがあります。これは「鏡音リン・レンが互いを "相方" として認識しているから」。万が一互いに認識しあっていないならばデュエット曲として調声する際にもかなりの時間を要します。しかし実際鏡音リンの調声が終わればそのサブパートを手短に仕上げ、トラックを鏡音レンに切り替えるだけで鏡音レンの調声はほぼ終わってしまいます。"互いを相方として認識している" からこそ出来る調声の時短テクニックです。

もちろんながらLandrockも "互いを相方として認識しフォローし合って" います。まずはCASCADE。基本的に彼は作詞・PV作成・鏡音リンの調声を担当しますが、相方GRALEが居なければ曲に仕上げることは出来ませんし、鏡音レンを歌わせることも出来ません。同様、GRALEは作曲並びに鏡音レンの調声を行っていますが相方CASCADEが居なければ歌詞のある曲は仕上がりませんし、曲の投稿の際にもPV動画を投稿することは出来ません。CASCADEとGRALE、この2人が "お互いを相方として認識し" 協力するからこそLandrockはユニットとして成り立つのです。鏡音リン・レンもLandrockも互いを相方として認識、これぞ第2の関係性です。


3. 関係性③「とある1名の人物の事情から成り立っている」

鏡音リン・レンといえばいうまでもなくボーカロイドですから、元の声を持つ方が存在します(いわゆる "中の人" と呼ばれるものです)。実は鏡音リン・レン、中の人が1名の女性であることは皆さんご存知でしょうか?その方こそ、タレントの「下田麻美」さん。この方が鏡音リン・レンの親だといっても過言ではないでしょう。"とある1名の人物のVoiceによって生まれた鏡音リン・レン" であるがゆえにLandrockには親近感が生まれます。

なぜここまで親近感が生まれるかというと、Landrockの2人(CASCADE/GRALE)にも "中の人" が存在するからです。さらに、Landrockの中の人も実は1名です。個人情報保護の関係上その名をYさんとしておきますが、LandrockはYさんの事情により生まれたCASCADE/GRALEの2人による鏡音マスターズユニットなのです。なおYさんの事情については記事には書けないため、Landrockに直接聞いていただくことを強く推奨します。 鏡音リン・レンもLandrockも元は1名の人物の事情による誕生である、これがLandrockと鏡音リン・レンの最も強い関係性です。


4. Landrockと鏡音の関係性のまとめ

以上の3つがLandrockと鏡音リン・レンの関係性になりますが、ここまでをまとめると図のようになります。

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この3つの関係性があるからこそ、Landrockにとって鏡音リン・レンは「ボカロPとボカロの関係を大きく超える切っても切れない信頼関係」になっています。又、これこそLandrock作曲担当「GRALE」の推しが鏡音リン・レンである理由です。鏡音リン・レンなくしてLandrockは語れない、この関係を未来永劫続けていく所存です。


5. 終わりに

鏡音リン・レンは今年の12月27日で13周年を迎えますが、13周年記念として、Landrockの代表作シリーズ「Space-world Series」の第3弾(ラスト)となる『さらばベテルギウス(Betelgeuse)』を2021年1月1日に投稿致しました。この「Space-world Series」は勿論ながら鏡音リン・レンの2人が歌っております。以下に3曲全て掲載しておきますので是非お聞きください!!

【No.1:Galaxy Trip】(Landrock Feat. 鏡音リン) *Uploaded to YouTube 

【No.2:Star-Lighters】(Landrock Feat. 鏡音レン) *Uploaded to YouTube 

【No.3:Betelgeuse】(Landrock Feat. 鏡音リン・レン) *Uploaded to YouTube


最後になりましたが、鏡音リン・レンを主体とするボカロ曲を今後も投稿してまいりますので末長く我々Landrockを宜しくお願い申し上げます。

                    2020.12.20 Written by Landrock GRALE  (2021.01.05 一部リンク追加)