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暴走に疲れ、VRバカンスに入りたい!暫くなにもしない人になる - VRChat

 3月から4月まで暴れすぎたようだ。風俗受験、初コラボ配信、VTuber復帰、イベント主催、ゲスト出演、議員授乳、お砂糖など、「何もしない」「何かしたいときに何かする」をモットーにしているもののやり過ぎてしまった。気付いたら「やんなきゃ」という強迫観念に囚われていた。バーチャル世界はやりたい放題できるが、受け止めるのはまだまだ自分の肉体。ガタが来るし、のんびりするのも大切だろう。私は次に何かやりたくなるまで、VRバカンスに入る。

 知性の赴くままに好き放題に暴れ散らかしていると、回りに自分と同じように激しく暴れ散らかしている人が集まる。最初のうちは勢いでやりたい放題していると楽しいが、自分のアイディアと体力が枯渇すると「自分も暴れなきゃ取り残されてしまう」という焦りが生まれてくる。波に乗っている状態が、波に飲み込まれている状態に変化してしまうが、自分から見えている景色はあまり変わらないため、ぶっ倒れるまで気付かない。普段から意識してる私ですら2週間を要した。

 バーチャル世界も、物質世界と同じ現実だ。何かしている状態があれば、何もしていない状態もある。物質世界に休暇があるように、バーチャル世界でも休暇は大切だ。問題は物質世界は休暇が明確に決められているが、バーチャル世界は極めて自由度が高いため、意識しなければ「なにもしない」状態を作るのが難しい。自由すぎる裁量は自分を制御不能にさせることがあり、気付いたら墜落している。疲れて動けなければ自由とは言えない。持続して自由を維持するためには、ある程度の目安を作り、自分自身の変化に敏感である必要があるかもしれない。

 VRバカンスをどういう状態にしようか考えている。「何かしなきゃ」という感情を徹底的に無視しつつ、勝手に湧いてくる「やりたい」だけを拾い上げる期間にしようと思う。企画もそうだが、相手がいることも同じだ。「好きな人のそばにいたい」という感情は「好きな人のそばにいなきゃいけない」という強迫観念に変化していた。もともと適当に会ったり会わなかったりしていた状態が好きだったのに、いつの間にか「一緒にいる状態」に依存していた。常に一緒にいた過去のお砂糖より、好き放題している法定パートナーの方が安心感がある。原点に立ち返りたい。お互い自由な方が長続きすることは経験上間違いない。

 本当にエネルギーを使いたくないときにJoinする相手に、VRCなにもしない人がいる。VRCなにもしない人は、普段からなにもしていなくて、依頼があったときにだけ存在を貸す活動をしている。私が行くときは、だいたい黄色い椅子の部屋でなにもしていない。当然なにもしていない状態なので、こちらも何のエネルギーも使う必要がない。話す内容も、概念や存在についてばかりで、人間に関する能動的で面倒な話もない。なにもしない人に対しては特に思うこともないので、ここに書くこともない。ただ、こういう畦道のタンポポみたいなニュートラルな存在が無くなると、なにもしないことができなくなるので、そういう意味では貴重かもしれない。

 

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