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フラメンコのーと💃 〜三位一体〜 (2023年9月15日)

さて

前回コンパスの触りだけお話しした時


ワルツの例で

「ぶんちゃっちゃ〜ぶんちゃっちゃ〜」

っていうのを紹介しました


フラメンコって独特で

12拍が1サイクルって曲多いんですよね


だから仮にワルツのテンポで1コンパス12拍を考えると

ぶんちゃっちゃ〜  ぶんちゃっちゃ〜  ぶんちゃっちゃ〜  ぶんちゃっちゃ〜
●       ○       ○       ●       ○       ○       ●       ○       ○       ●       ○       ○      

ってなって

これがワンセットで

繰り返されている訳です



まさにこれが

フラメンコのコンパスの基本的な考え方で

ここに踊る人の足技がどのように入ってくるかというと
(見えづらいので半分の6拍にします)

ぶんちゃっちゃ〜  ぶんちゃっちゃ〜  
●       ○       ○       ●       ○       ○      

1連
👞      👞      👞       👞      👞      👞      

2連
👞      👞      👞       👞      👞      👞      
    👞      👞      👞       👞      👞      👞      

3連
👞      👞      👞       👞      👞      👞      
  👞👞   👞👞   👞👞  👞👞  👞👞  👞👞

(4連は書けないから省略)


別に2行に書いてあるから右足左足とかいうわけでなく


●とか○のところと一致する1連(1拍に1音)に対して

間にもう1個入るのが2連(1拍に2音)で

間にもう2個入るのが3連(1拍に3音)となる


これらの音が組み合わさって

フラメンコシューズの踵だったりつま先だったりから

打ち鳴らされているのである


これがバイレ💃


そしてカンテも

歌詞をこのテンポに合わせて歌っている

細かくいうと韻を踏んだり揺らしたりとか色々あるけど

全体の長さが変わらないようになってます



ギターは私は詳しくないけど

結局ギターもこのテンポを守りつつ、

コードだったりメロディだったりを弾いているので



つまるところ

コンパスというフラメンコ独特のリズムを介して

踊りと歌とギターが音を共有しあってるから

三位一体と例えられる

と私は理解しています🤓



実際これがレベルの高いアーティストになると

この●○ぴったりのところでなく

ずれたところに強い拍を持ってきたりして

それぞれが独特のメロディを奏でてても

最後はぴったり合うという

素晴らしい離れ業をやってのけます


最初はなかなか難しいのだけど

このコンパスが体に染み付いてくると

フラメンコは見るのも聞くのも格段に面白くなってきます


折り重なる様々な音の中で

まずはこの1連の1コンパスを拾ってみてください

そしてそのコンパスが

ぐるぐる回っているのを

感じてください


それがフラメンコ鑑賞を楽しめるようになる一番の近道だと

私は思います😃

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