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らむりんの”隠居”について

 コロナ禍ではありますが、Little BSDも17周年を迎えられたようで何よりです。改めましておめでとうございます。

 この日にお話しすることではないかもしれませんが、ちょっとだけ今思っていることをお話しさせていただければと思います。長いです。全文は気が向いたらで結構ですが、最初の章だけでもご一読いただけるとありがたいです。

 また、この文章に関しては、個人的な思いを書かせていただいています。自分の見えている視点でお話をしている部分がありますので、そこについての反論等はご容赦いただきますようにお願いいたします。

らむりんの"隠居"について

 このタイトルを見ても、多くの人が何のことか分からないと思います。
 ”隠居”という表現をあえて使いましたが、Little BSD・Little TGVで「らむりん」として行っていたいくつかの活動を見合わせる旨をお伝えさせていただければと思います。

 見合わせの具体的な範囲については、
 ・オンラインカフェの原則全参加
 ・イベントの原則全参加
 ・イベント中の企画の原案・主催・手配・実施
 ・貸切イベントの実施
を想定しています。

 したがって、「もうBSDに行かない!」だとか言うつもりもないですし、むしろ、きっと普通に飲んでると思います。ただ、イベントの時などに前面に出てきてたあの「らむりん」がいなくなるだけです。

 感覚としては「普通のお客さんに戻る」ぐらいかと思っています。ここまで、オーナー・従業員、OG、常連の皆さん、お店で知り合った色々な方々のおかげで、いちお客さんでしかない自分が、お店側に近いところから非常に大きな声を出すことができていました。これに関してはただただ感謝しかありません。本当にありがとうございました。

 伝わり方によっては、ある種の驕りや勘違いをしているという風に思われる方がいらっしゃるかもしれません。そういう方には変な記事を読ませてしまい申し訳なく思います。

 しかし、ここまでの自分の行いを鑑みると、一度整理をしない限り「らむりん」を想定したお話をいただくことが続き、それをお断りしなければならないという1動作が発生します。自分でもこんなことをわざわざnoteに書くほどのことないのは重々承知していますが、敢えて書かせていただています。

 イベントにいなくても普通になります。「らむりんならやってくれる」は起こらなくなります。でも、暇なときはお店にもオンラインにもいるでしょうし、4階で競馬を見ながら飲んでいることもあるでしょうし、深夜が戻ってくれば朝まで飲んでることもあるでしょう。私の目標は「Little BSDの閉店を見守ること」です。スタートを見たから、ゴールが見たい。それだけなのです。

こう思うに至った理由

  そもそもどこからどうして今の位置になったのかは全く覚えていないのですが、きっと2015年ぐらいから今のような行動を取らせていただくことが多くなったように思います。

 「らむりん」としての活動は3つのことを念頭に置いていました。
 ・みんながより楽しく過ごせるようにすること
 ・お店にはお金を支払う
 ・利益は求めない(必ず自己負担分を用意する)

 先ほど、目標については述べさせていただいた通りですが、お店をないがしろにしてまで遊ぶつもりはありませんでした。しかし、いつしか「お金を払ってるんだからいいだろう」という論調になっていたことも事実です。「らむりん」の支払いが突出して多かったとは思っていないですし、逆に言えば、自分にできることはお店にお金を払うことぐらいしかできないと思ってたことが自嘲を含めてこう言う表現になっていたのは言うまでもないのですが。

 オーナーと飲んでた時に話した中からも色々な気づきがありました。
 間もなくLittle BSDには新しい波が来ることと思います。(本当はオーナーが変わった時点でそうなるはずだったのですが、従前の方法を許容してくれていただけだと思っています。)その時、大声を張り上げるだけの「らむりん」という存在が、お店の進化を阻害するのではないかと思ったのです。

 その他にも仕事の繁忙などの環境変化もありますが、自分が今できることは何だろうと考えた結果がこれだったのです。「らむりん」は比較的分け隔てなく新しい方とも接してきたつもりでいましたが、今いる人、そしてこれから常連になってくれる人のことを考えると、その方たちが楽しむことを阻害していた、または阻害する可能性があることを考えて、今回のお知らせに至ったわけです。

 冒頭でも触れたとおり、こんなことを改めて書く必要はないと思われるかもしれないですが、意図的な周知と真面目に考えた結果であるという意味合いも含めて書かせていただいています。

 「らむりん」がいてもいなくても新しい波は来ると思うのですが、そうであるならなおさら、ここまでを「らむりんがいた時代」にしてもらった方が、より新しい形を模索することができるのではないかと思っています。その思いがこのお話だと思っていただければ幸いです。

最後に

 この6年ぐらいを振り返ると、色んなことがあったし、大変なことも死ぬほどあったけど、めちゃくちゃ楽しかったです。この文章はほとんど自分に言い聞かせるために書いたと言っても過言ではありません。

 誕生日イベントも卒業式も様々な企画をやらせてもらいましたし、貸切イベントも何度も打たせてもらいました。
 また、OGのみなさまのご協力を頂き、コラボイベントも開催させていただきました。貴重な再開の場を企画できたのは本当に良かったと思っていますし、アンオフィシャルなイベントであることをご承知いただいてご参加いただいた皆さまにも多大なご協力を頂きました。

 イベント開催としては去年のらむ誕が最後のつもりで、その際にこのお話をさせていただく予定でした。それがコロナでできなかったことが唯一悔やまれることです。コロナが収束した際には、最後に1回だけ、もう1回だけみんなでどんちゃん騒ぎしたいなと思っています。その時は、歴の長い方も浅い方も個人的な好き嫌いも抜きで飲みましょう。

 「らむりん」はみんなが酔っぱらって他愛もない話で笑っている顔を見るのが好きでした。「らむりん、今回もありがとう。またよろしくね」って言われるのが本当にうれしかったです。

 冒頭に言いましたが、BSDに行かない!なんて言うつもりはありません。周年には顔出したいと思っていますし、歴が長い方がお辞めになる際はぜひご挨拶させていただきたいと思っています。17年もいさせていただいたお店です。これからもよろしくお願いします。

 ここまで読んでいただきありがとうございました。言いたいことはいっぱいあると思いますが、それはまた飲みながらやりましょう。

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