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熱振動と活動電位
知恵袋にこんな質問が。 https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q11110309661 解答者にボロクソに言われてますが、この解答者も微妙ですよね。 恐ら…
発がん性物質を生化学オタクが切る!
個人的には、免疫細胞さえしっかり働いていれば発がん性物質なんてどうでも良いと思ってます。
多くの発がん性物質が、実際にはまだ詳しい調査が必要だったりするレベルです。
必要以上に神経質になるくらいなら、気にしない方がよっぽどストレスフリーになって身体に良いと思います。
そこで今回は、アクリルアミドを例に上げて説明したいと思います。
アクリルアミドは、高温で揚げたものや焦げに含まれる発がん性物質と
抗がん剤を怖がる方へ
以前、FBで上げたものなのですが、埋もれさせるのは勿体ないのでnoteに再投稿しました。
抗がん剤に関するコラムになります。
ゴミみたいな記事が出回りまくってるので、生化学オタクとして抗がん剤を薦める理由を書いてみました。
まずは、がんを超〜わかり易く説明してみたいと思います。
がん細胞は、外から入って来たウイルスや菌ではなくて完全に自分の細胞です。
簡単に言ってしまえば、仕事をしない自分の細
ATP合成酵素とATP生成量
ATP合成酵素はミトコンドリア内膜に埋め込まれたローター部分(Fo)と、bサブユニットに固定されマトリックスに突出したATP合成部分(F1)からなります。
ローターの脇にaサブユニットがあり、ここから濃度勾配を利用してH+が流入します。
その勢いでローターが回転し、ATP合成部位は変形を繰り返しATPが生成されます。
まず、ローターは8〜14個のcサブユニットという円筒形のタンパク質が束ねら
クエン酸回路(TCAサイクル)
クエン酸回路はミトコンドリアのマトリクスに存在するシステムです。
クエン酸回路は、アセチルCaAが組み込まれることによって反応が始まります。
そのためには、まず解糖系で生成したピルビン酸がアセチルCaAにならないといけません。
ピルビン酸からアセチルCaAの生成には、ピルビン酸デヒドロゲナーゼ複合体という酵素と、チアミンピロリン酸(TPP)、リポアミド、CoA、FAD、NADという補酵素が必要に
痛みの機序 ver2.0
炎症によって細胞膜から切り出された不飽和脂肪酸のアラキドン酸が、プロスダグランジン合成酵素(cox)によってプロスダグランジンE2になります。
そのプロスダグランジンE2は、自由神経終末上にあるプロスダグランジンE2受容体に結合してホルモン感受性リン酸化酵素を活性化します。
このリン酸化酵素がカプサイシン受容体をリン酸化してナトリウムイオンが流入。
自由神経終末の細胞膜(-70mV)に刺激が加わる
熱振動と活動電位
知恵袋にこんな質問が。 https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q11110309661
解答者にボロクソに言われてますが、この解答者も微妙ですよね。
恐らく質問者さんが聞きたかったのはこう言うことではないでしょうか?
温度が上がると熱振動の振り幅が増え、電子はスムーズに原子間を移動しづらくなる。
温度が下がると熱振動が
アイシングは必要ない vol.2
先日、キックの練習をしているときにバッティングをしてしまいました。
(バッティングとは頭と頭ががつんとぶつかることです。)
目の少し上だっただけに想像以上に痛くのたうち回ってました。
そしたら、ふとアイスパックを差し出されました。
こんなの効かないよと思いながら、せっかくなので実験してみることに。
アイスパックを当てたところ、患部が頭だったからかアイスを食べたときに眉間が痛くなるあの痛みが襲ってき